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『モアナと伝説の海』、超超超大好き!ディズニーを好きで本当によかった!!!

『モアナと伝説の海』、みなさんご覧になりましたか?私は4回観ました(字幕吹替字幕吹替)。最初の2回なんて、字幕を観て、観終わった10分後の吹替に飛び込んで観ました。つまり最高の映画なんです、万が一まだ観ていない方は絶対に観て欲しい…!!ていうかまだ観ていないひとがいるとしたらうらやましすぎる、あの楽しさを今から味わえるなんて……。私もすべての記憶を失ってまたゼロからモアナを観たい……。特にディズニーが好きな人は本当に観て欲しい。わたしはほんとうにモアナがすきなんだ…。とにかく最高なんです、モアナ最高〜〜〜!!!

 

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自分でもなんでこんなにモアナのことが好きなのか未だに断片的にしか言語化できていないんですけど、とにかくモアナのことを好きな気持ちが昂ぶり続けているので、書きたいと思います。みんなモアナを観てくれ

 

モアナに対してどんな感想を持つかはひとによって本当に様々で、アナ雪やズートピアほど解釈が固まっていないのも面白いと思う。「ヒロインの成長物語」であるのは間違いないのですが、私が思ったのはこれはアイデンティティの物語だということです。

 

 

 

▽とにかくストーリーが超おもしろい

 

「モアナは実質マッドマックス」という感想ツイートを多々見かけましたが、はっきりいうとこれは本当です。監督が「マッドマックスに着想を得たシーンがある」と明言していらっしゃいます(観ればすぐにわかる)

 

togetter.com

 

洋画界隈の人が盛り上げてくれた感あるね。

 

 

この感想は笑った。「マッドマックス民は割となんでも『この映画はマッドマックスみがある』と言う」、たしかに…笑

 

でもマッドマックスなのは一部のシーンのみで、全体のストーリーは超王道のディズニー映画です。”海と冒険とイマジネーション”というなんじゃそりゃめちゃめちゃディズニーじゃん!!な話なのでほんとにずっと楽しくてときめいてドキドキしていられます。文脈としてはディズニープリンセスのコンテクストを踏襲しながら、今までのディズニープリンセス映画とも一線を画す物語になっていると思います。(私は、モアナは”プリンセスではない”のが今作の肝かなと思っているので、モアナはプリンセスではないと解釈しました。人によると思いますが)

 

モアナとディズニープリンセス理論についてはとっても詳しく書いている方がいらっしゃるのでこちらをご参考ください。私がモアナについて語る時も基本的にこのブログに書いてあることをベースに考えを構築しています。というかだいたい言いたいことはこの方が書いてくださっている…

 

rednotebook.blog.shinobi.jp

ところが最近のディズニーは、この「王族の娘」という意味のプリンセスを「統治者としての王族」を読み替えて「民衆を導く存在」として再定義し始めたらしいのです。(中略)

この「王族の女性」という意味の「プリンセス」から「民衆を導くものとしてのプリンセス」への読み替えを、「王族としての責任がある自分」と「ありたい自分」の間で悩むモアナが、「民衆を導く自分」を選ぶというストーリーをもってして行っているのでちょっと…頭が良すぎる……

 

これは…すごすぎる…この再定義に気づいたのすごいよぅ〜〜…

 

そう、ディズニーの初期のヒロイン(白雪姫、シンデレラ、オーロラ姫)や初期じゃないけどベルなんかは「王子様と結婚して幸せ」がエンディングというサクセスストーリーなんですが、時代を経るにつれジャスミンラプンツェル、アナとエルサのような、「元からお姫様」のヒロインが増えてきます。つまり、王子様と結婚イコール幸せ、ではない女の子たちの登場です。だんだんボーイフレンドの社会的地位も低くなっていきますよね。アラジンは盗賊だしユージーンは泥棒ですよ、もはや犯罪者っていう…w(でも私はディズニープリンスの中で一番好きなのユージーンです、だってかっこいいんだもん…笑)

今作のモアナは「村長の娘」。なのでお姫様どころか王様といったほうが近い、”当主の正統な後継者”という位置付けです。立場としてはポカホンタスといっしょですが、モアナは幼い頃から「次の村長になるのはお前だ」と両親に言われながら育ちます。モアナの父親は家父長制っぽい雰囲気の男なんですけど、モアナたちの暮らす村・モトゥヌイは女性でも当たり前に後継者になれる村として設定されています。そりゃ21世紀だもんな、でもこういうことを「普通のこと」として扱う世界観はやっぱり嬉しいよう。

「”当主の正統な後継者”が冒険に出る」…何か思い出しませんか。私は「うわあ、これ実質ライオンキングだな」と思いながら観ていました。(『♪お前の中に生きている』を思い出しました…お前こそ王となる…父も祖父もお前の中に生きている…うおお)

作中でマウイがモアナのことを「派手な服を着て動物のお友達がいりゃプリンセス」とメタ発言(ディズニープリンセスは全員動物とコミュニケーションがとれる)するのとかおもしろかったです。でも後半でマウイはモアナのことを「プリンセスじゃない女の子」というのですが、それがまたいいんだよなあ。

 

モアナとディズニープリンセス論についてはこのブログ記事もとても参考になりました。すてきな考察!

 

proxia.hateblo.jp

 

製作チームは「世界を救うヒーローに王子様とイチャイチャしている暇はない」と断言していたり、モアナのことをヒロインではなく「ヒーロー」という言葉で形容し続けていたりすることからも、モアナのことをどういう女性として描きたかったのか、どういうハッピーエンドに持っていきたかったのかがよくわかりますよね。

  

基本的に勧善懲悪(ヒロインvsヴィランの対立構造が明確)なストーリー構成が多いディズニー作品とも少し違ってきていて、それもすっごくおもしろいと思いました。アナ雪からヴィランの不在に着目していましたが(王子様が悪役という話はとても新しいと思ったし、ハンスが作中の明確なヴィランと呼べるかは微妙だなと思ったからです)私は今作にも明確なヴィランがいないと思っていて(タマトアがヴィランという記事も読んだんですが、ちょっと違う気がしています)、モアナは何かと戦っているわけではないんですよね。そして彼女が向き合っているのはずっと「私はなぜ海に選ばれたの?」という問いかけ。私がモアナを「アイデンティティの物語」だと思ったのはこれこそが作品の軸だと思ったからです。

 

モアナはどうしてだか海に選ばれて、大地の女神様テ・フィティに心を返しに行く冒険に出るのですが、どうして自分が選ばれたのかわからないまま出航します。途中、なぜ自分が選ばれたのか、自分ではなかったのではないかと挫折するシーンも。それで…(ここが私の最も好きなところなんですけど、)その答えが「航海する民族の子孫だったから」なんですよ。これすごくないですか??これは『I am Moana』という歌で、挫折して倒れかけたモアナの背中を押すかのように遠い昔の先祖にあたる村長が現れることに象徴されているように思います。それだけではありません。旅人を先祖にもつモアナは、その血が流れているからその声は私の"inside"から聞こえている、つまり、「私が望んだからここに来たんだ」に着地するのです。このシーンは本当に圧倒的!!私はI am Moanaが作中歌でいちばん好きです。”I have journeyed father.”のところ、エモすぎる……涙

『I am Moana』が物語の起承転結でいうところの転の場面の歌なので、これが物語のキーなんだなあとしみじみしました。そして実はその前からこのことは示唆されていたんです。まずはモアナが祖先の物語を初めて知る”We know the way”、この歌は「自分たちが何者であるか知っている」「自分たちの進む道はわかる」「故郷に戻る道も知っている」という歌詞になっていて、まさにモアナのテーマそのもの。そしてマウイがモアナにポリネシアの伝統航海術を教えるシーンでも、マウイは「どこから来たかがわかれば今いる場所がわかる」と説明します。「どこから来たか」=先祖の物語、「今いる場所」=自分、と置き換えるととてもしっくりくる…。物語全体の骨子が前半で暗喩されていたのかと思うと構成のうまさに舌を巻きました。

 

傷ついて倒れてしまったとき、その背中を押してくれるのが「先祖」って新しいですよね。でもとてもアメリカ的だと思いました。オバマ元大統領のスピーチなんか聞いてると、祖先が数々の偉業を成し遂げて今の我々がいるのだ的文脈がよく出てきていたような気がします。日本ではあんまり言わないような。移民の国って自分たちで国を作り上げたという意識が強いのかもしれません。モアナの舞台のモデルになっているポリネシア圏の国々も移民の国が多いですね(このへんあんまりちゃんと調べてないので、まったくもって見当違いかも…きちんと勉強したい。)

 

 

行きたい。

 

 

理屈は抜きにして、誇り高き先祖の血を引く少女という描写は超かっこよくて痺れました。村長の正統な後継者…かっこいい…

この冒険はモアナにとっては村長になるための試練だったんだなと思いました。本当に村長になる覚悟を決めるための通過儀礼という感じ。

あと、モアナは「村長の娘」であり「海に出たい女の子」でもあるのですが、これは彼女にとっては「やるべきこと」と「やりたいこと」であり、そのどちらも自分でありどちらも諦める必要はないという読み取り方もできるんじゃないかなと思いました。これは多くの若者、特に女の子の背中を押すメッセージだと思います。

 

無事にテ・フィティに心を返したモアナは村に帰り、遠い祖先がやっていたように再度村人みんなで海に出ます。終わりの瞬間の、モアナを引きで写してから凛々しく微笑むモアナの表情をアップにして最後にタイトルどーんで終わる演出!!かっこよすぎる〜〜!!

 

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タイトルどーん!!

 

 

▽声優のキャスティングが本当に最高

 

 

鑑賞後に知って唸ったんですけど、モアナ(オリジナル)の主要キャストは全員ポリネシア圏にルーツを持つ声優がキャスティングされています。ディズニー・スタジオの信念を感じる…!!長らく白人中心主義と批判され続けているディズニーですけど、モアナに関しては相当文化考証や時代考証をしたみたいで、意図してこのようなキャスティングにしたのはアツすぎるなと思いました。

 

この記事によくまとめられているよ!!

ciatr.jp

 

ヒロイン・モアナを演じたアウリィさんはハワイ出身の新人。大抜擢ですねえ〜

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ルックスがモアナに激似。抜擢したくなるのもわかるなあ〜

 

でもって、モアナは新人大抜擢だったのですが、マウイは大スターを起用しています。

 

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ロック様!!!(ピープル誌が選ぶ「最もセクシーな男」2016年度王者なんですって)

元プロレスラーで、193cmにムキムキマッチョの恵まれた体格、少しかすれた美声、精悍なお顔立ち。サモア人の祖父母を持つドウェイン・ジョンソン様です!彼はどうやらオーディションではなく指名で選ばれたみたいなんですが、もうほんとにかなりの当たり役!!マウイもマッチョで人類のヒーローというキャラクターなので、そのイメージで選ばれたんだろうなあ。基本的にアクション映画のひとだと思うので、ミュージカルまでできちゃうなんてほんとすごい…

ドウェイン・ジョンソン様もマウイのように左半身にサモアの伝統的なタトゥーをいれています。これらのタトゥーはファッションではなく神聖なものなので、彼が自身のルーツを大切に思っているのがわかるし、ディズニー・スタジオが彼をキャスティングしたかったのもわかるなあ…

 

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ドウェイン・ジョンソン氏、かなり頻繁にInstagramを更新していて、モアナの撮影裏話とかも載せてくれていておもしろい!

一番最初のモアナに関する投稿は、ディズニー・スタジオに呼ばれてマウイの声優を務める契約書にサインをしている写真でした。

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ベイマックスのフレッドとワサビのパネルを指差して、「あいつら、『Moana』で俺が歌うことを知ってうれしそうに飛び跳ねてるよ」と粋なコメント。お、おちゃめ〜〜〜!!!!!笑

 

レコーディング風景を実際のアニメーション映像と織り交ぜて作っている最高オブ最高な動画があるので本当に観てください。ドウェイン・ジョンソン様、めっちゃ楽しそうに歌っててすごくかわいい…!!圧倒的ときめき……

 

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あとインスタにモアナ役アウリィちゃんとの写真もたくさん載せていてめっちゃかわいい。ルーキーと大スターという関係性までほんとにモアナとマウイのそれなんだよなあ〜…

 

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アウリィちゃんのことをスーパーヒロインの誕生だ!とベタ褒めしたあと「あと、でかくて茶色くてはげててタトゥーの男が勝手に写り込んでるね」っていろんな投稿で書いてるの、おちゃめすぎて死ぬ…!!笑

 

 

とっても可愛いしフォトジェニックな二人組だなあ…。

 

製作チームはモトゥヌイという南太平洋の架空の島を作り上げるために5年もかけて南太平洋諸国を調査をしたといいます。すてきなメイキング映像がこちら!!

 

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モアナ役アウリィが「ハワイアンとしてこの作品に参加できたことを誇りに思う」、マウイ役ドウェイン・ジョンソンが「これは私の文化を世界中に伝えられる本当に素晴らしい機会だ」とコメントしているのがまじでアツい……。

 

ちなみに、日本語吹替キャストも負けていません。

 

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モアナ役は沖縄出身の新人、屋比久知奈さん。彼女も大抜擢ですね〜!豊かなワンレンの黒髪に健康的な肌色とこれまたルックス激似。個人的にはモアナの声とはちょっと違ったかな〜と思わなくはないけど(モアナの声は透明感よりパワフルさ重視にしてほしかったんだよね)、彼女がオーディションに現れたら選びたくなってしまう審査員の気持ちはわかる気がする。オリジナルキャストのアウリィも”南国出身のルーキー”だったしね…。

 

あとマウイ役はあの尾上松也さんなんですけど、これがねー、ほんとにもう「ずるい!!笑」ってかんじなの!!笑 なんかもうほんとに、尾上松也〜〜〜!!ってかんじなんですよ…一回でいいから聴いて欲しいw

 

 

 

 

 

 

 

自分が帝劇ミュージカル『エリザベート』でルキーニ役をやっていた尾上松也の姿を知っているというのもあるかもしれないんですけど、謎に歌が上手いのと、あのうさんくささ(褒めてる)がね、やたら似合ってたんですよね…。ドウェイン・ジョンソンの雰囲気とは結構違うんですがこれはこれで楽しいなあというかんじ。彼自身は「体格がよくて重量のある人が歌ってるイメージを意識した」とインタビューで答えていたので、役作りがんばったんだなあと思いました。

 

モアナを導くタラおばあちゃんが夏木マリさんなのは超納得ですよね!30代くらいの女性モデルが「憧れの女性」としてよく夏木マリさんの名前を挙げているし、そういう意味でタラおばあちゃんは本当にはまり役。若い女の子にはつらい経験がつきものだし、そういうときに年上の強い女性が寄り添ってくれることがどれだけ力になることか…!と常々思っているので、タラおばあちゃんというキャラクター自身がとても好きだし、それを夏木マリさんが演じるのは大正解だな思いました。

ちなみに、モアナを手がけた二人の監督は「自然と人間の調和」というテーマ性について宮崎駿監督に影響を受けているそうで、来日記者会見の際に夏木マリさんとの対面について「まさか、湯婆婆ご本人に会えるなんて光栄です。今回、私たちの作品に重要な役柄で参加していただき、とてもうれしい」などという爆エモコメントをしていらっしゃいます。いろんなことが繋がるねえ〜〜!!

 

cinema.pia.co.jp

 

あと、タマトア役のROLLYさん。タマトアはデビット・ボウイをモデルにして作られたキャラクターなんですが、ROLLYさんもデビット・ボウイと同じグラムロックというジャンルで派手派手なパフォーマンスをされてきたミュージシャンの方です。見た目が派手でびっくりしたけど、インタビューを読むと「本当にディズニーが好きで夢が叶った」「自分も昔は太っていてそのコンプレックスがあって今ギラギラの格好をしているのでほんとにタマトアと同じ」みたいなことを熱く語っていて、日本語吹替なら彼じゃないとダメだったんだなとしみじみ思わせてくれました。なんという当たり役…。

 

 

 

www.disney.co.jp

 

 

 

▽ディズニーファンを唸らせるセルフオマージュが最高

 

 

ディズニーをある程度好きなひとなら、見ている途中で「お…!これは…!?」と思うシーンがたくさん!

 

 

最初にも書いたのですが「王族の血を引く当主の正統な後継者」という主人公像がめちゃくちゃライオンキング。そして「ここではないどこかへ行きたい」のはラプンツェルやベルやアリエルと重なるところがあります。また、どんな動物にも姿を変えられるマウイはめちゃくちゃジーニーだし、特に彼の身体のタトゥーである「ミニ・マウイ」は姿形からしてもうジーニーに似てる!!マウイの別れのシーンで水があちこちに吹き出すさまは、アラジンとジーニーのお別れのシーンを彷彿とさせました。 似てるよね。タマトアが暗闇の中で光って顔がアップになるシーンは 『プリンセスと魔法のキス』のファシリエの”Friends on the other side”を思い出した!

 

私が初見で気づいたのはこれくらいでしたが、調べていたらいろいろ出てきました。ベイマックスの顔をしたカカモラ、マウイが変身中にスヴェンになること、逆にズートピアの中にモアナが登場していたりするらしいし、その手のトリビアがふんだんに組み込まれています。たぶん他にもいろいろ隠されているんじゃないでしょうか。ディズニーって本当に楽しいーー!!!

 

最後のタマトアのセリフがほんとにいいので、今から観る方はぜひエンドロールまで観てくださいね!!映画を観ている途中ずっと「えっこれあの映画のあのシーンのオマージュ…だよね?あれ?考えずぎ??」とか悶々としていたのですが、最後のタマトアのセリフで「やっぱり!!!!!笑」とすとんと思わせてくれました。個人的には吹替のほうが粋なセリフに聞こえたかな?字幕のほうはわかりやすかったけどね。観客を信頼してのセリフだと思うし、製作チームのディズニーブランドへの愛と矜持をひしひしと感じました…。これだからディズニーは最高なんだ!!

 

 

▽とにかく最高

 

 

書き終わらないのであとは箇条書きで書きます。

 

・海が本当にきれい

・ベビーモアナが可愛い

私的2大号泣シーン、1位はI am Moanaで先祖と会釈し合うシーンなんだけど、僅差で2位は島を出ようとするモアナにお母さんだけが気づいて、やばい!と思ったら無言で駆け寄って荷造りを手伝い始めてくれるシーンですかね…あれは本当に泣いた…4回観て4回とも泣いた…なんなんでしょう、若い女の子の味方になってくれる年上の女性キャラが好きなんですよね。そういう点で、モアナのお母さんもおばあちゃんもとても魅力的な女性だなあと思いました。あとこのシーンの直後、光り輝くエイが船を漕ぎ勧めてくれるところ、映像美と音楽とおばあちゃんのことが重なり合ってめちゃめちゃ泣いた。

・最後のシーンがWe know the wayのリプライズで終わるのかっこよすぎる!!!!!サークルオブライフってかんじだ…

・マウイのダンス、ニュージーランドマオリ族の踊り『カパハカ』にそっくり。ドウェイン・ジョンソンもこの踊りはサモアの伝統的な踊りと似ていると言っていました。神聖な踊りなんですよね。最後、テ・カァが炎の球をモアナに投げつけようとしたとき、ひるみもせずにマウイがこのダンスを踊り出す一瞬のシーンがありましたが、あれってもう自分は死ぬ覚悟を決めていたということなんですよね…。すごい、マウイ、一瞬も躊躇うことなく鬼気迫る表情で踊るなんて。あそこで「叫んで気をひく」とかではなくあの踊りをさせたの、震える…。本当にかっこいいシーンでした。

・女神様テ・フィティ、美しすぎる…草花が満ちていく映像美と、世界中に突き抜けるような壮大な音楽が本当に綺麗で何回観ても圧倒されてしまう…!あそこのサントラ ”Te Fiti Restored”、本当に好き…

・「ディズニープリンセスの体型は非現実的」と散々批判されてきましたが、モアナは結構現実的な体型の女の子でしたね。やはりそういうのを意識してなのかな。非白人だからかなと思わなくもなかったですけど、実際はどうなんでしょう。それにしてもモアナの運動神経のよさは本当に惚れ惚れする〜!

・ストーリーに「え??」って思うところがまじでない。

・モアナ役アウリィさんの出身地ハワイをはじめ、ニュージーランドサモア、フィジーなど、ポリネシア圏への観光客数が増えているらしいよ…!わかる、わたしもこの夏は絶対ポリネシア圏に行くって決めてるもん…!!

theroxyonsunset.com

・マウイのコスチュームを商品化して、批判があって取りやめになった件があったので、当事者たちはどう思ってるのかなと思って、サモア系の友達やニュージーランド人の友人に連絡してみたら、「モアナ大好き!あの映画を観て自分たちの文化を誇りに思った」って返事がきてじーんとした。まあ一般的にマジョリティ文化の人がマイノリティ文化を金儲けの道具に使うという行為は批判されるよねという話。あの映画自体はとてもリスペクトを感じるものだったかなと思います。わたしは個人的には「どこかの国から着想をうけているけどあくまで架空の世界」というディズニーナイズドされた世界観がとても好きなんですけど(だからベイマックスのサンフランソーキョーも大好き。でも友達には「アメリカ人から見た日本人のイメージって機械オタクとかその程度なのをしみじみ感じたわ」って言われて、うわ〜そう言われてみれば確かにそう〜って思ったことがある)、そういう意見があることは常に覚えておかないとですね…。

 

www.huffingtonpost.jp

 

 

 

話はつきないんですがとにかくいいたいのは「モアナ最高!!」ってこと!

ディズニーは本当に最高!!!!!!!!

みんなモアナ観よう!!!!!!!!!!

 

 

「さよならも愛の続きよ」…2NE1という伝説の4人の女の子たちの話

2NE1というK−POPアイドルが解散しました。4人組のガールズグループで、日本語でも歌を出していたので名前くらいは知っているひとも多いかも。それでも「あ〜なんかいたねそんなひとたち……」くらいのひとが多いと思います。彼女たちは日本であまり売れなかったから。タイミングや、売り方の問題もあっただろうし、正直日本デビューしたとき私もそんなに知らなかったのでそのことについてはあまり述べません。ただ、私はこのガールズグループのことがとても好きで、解散してしまうのが本当に悲しかった。なぜなら彼女たちは「徹底的に女の子の味方」であり、そのコンセプトで世界中で売れた、正真正銘の「ガールズグループの歴史を変えた4人」だったのです。

 

news.kstyle.com

これは、解散する前に、メンバーのひとりミンジが脱退したときのニュースタイトル。惜しみなく「ガールズグループの歴史を変えた4人」というタイトルをつけられる、唯一無二の女の子たちだったなあ……と、おもった。

 

女性歌手といえば、「君に会いたいよ〜♪」とか「こんなに好きなのになぜきみはあの子が好きなの〜♪」とか、そんな歌ばっかりだ。特に日本とか、アジアでは。レディー・ガガや、マドンナや、ビヨンセのような歌を歌う女性はなかなかいない。まだまだそういう国なのだろうし、普段はそれを意識したことすらなかったんだけど、ある日私はそんな歌じゃがまんできないときがきました。

失恋したのです。

とても好きなひとに元旦に振られるという大事件を起こした私は、世間はお正月モードで浮かれきっている中、思考がフリーズし、「泣くな〜〜〜!!!わたし〜〜〜!!!」と自分の顔を自分で叩いて励ましながら生活しなければならなくなりました。今思えばよくあるしょうもない話なのですが、当時のわたしとしては前代未聞の大事件で、あまりの悲しさに振られたあと3日間の記憶がありません。

なんとか自分を励ますために、「失恋ソング」とかで検索をかけまくっていたわたしは、ここで初めて2NE1の音楽ときちんと出会うことになります。

 

「HATE YOU……?なにこれ......」

 

www.youtube.com

 

タイトルから、どうせ「あなたのこと嫌いになりたいのに〜なれない〜どうして〜♪」みたいな歌かなと思っていた私は度肝を抜かれました。

 

♪ You are so 情けない マジであり得ない
 オマエなんかこの世にいらない
 ナ ナ ナ 情けない You are so 情けない
 だから触らないでよ、キモイから

 

すごい歌だーーーーー!!!!!!

いや正直、この日本語歌詞どないやねん!?とか、普通の状態で見たら歌詞くそやな!!とか思ってしまうと思うんですけど、当時の私は人生最大の大失恋をしたばかり。メチャクチャな失恋を経験したことのある方は共感してもらえるかもしれないんですが、そういうときって「それでもまだアナタが好きなの〜♪」とかいう歌、傷つくだけなんですよね……。いやそれでもまだ好きなところで状況はなに一つ変わらんし……みたいな。そういう心理状態の人間が相手に望むことはただ一つ、できるだけ苦しんで死ねということだけなのです。

だから、2NE1のこの歌、私の気持ちを代弁してくれている……!!と思って、めちゃくちゃ嬉しかった。かっこよくてファッショナブルな女の子たちが「アンタってほんと情けない、マジでありえない、キモイんだけど!!」と歌ってくれることが、当時の私の心をものすごく救済してくれた。もちろん当時の私は未練タラタラで、まだ好きでまだ会いたくてまだ連絡がほしかったんだけど、それがもう無理なこともなんとなくわかってはいて、そんな自分の甘ったれた気持ちを断ち切るように「触らないでよキモイから!!」と彼女たちが歌ってくれたので、「そ……そう、もう会いたくない!!!!!会いたくないぞ!!!!!!!!!!!」と奮起することができたのでした。

 

それからこれもめちゃくちゃ聴いたな……。

 

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彼氏と別れた女の子の歌なんだけど、歌詞がとにかく全部最高なんです!!

 

「ホントなら一発殴ってやりたい でも会いたくもない」

「私から出て行って最速で忘れよう 自由になっただけ」

「悲しいわけじゃなくてただムカつくの」

「やれることはした もう後悔しない」

「友達呼び出して派手な服に着替え 思いっきり笑って全部忘れちゃうし!」

 

最高〜〜〜!!!!!

失恋したのにこんなに強気な歌!!最高じゃないでしょうか!?そしてガチで失恋した女の子はこんくらいオラオラな気持ちになれないと立ち直れないのでは……と思うのです。そんな女の子の気持ちに寄り添ってくれる、そう、サイコーの女友達を得た気分!!

 

ちなみにこの「Go away」、長尺のドラマ版MVもめちゃくちゃサイコーです。自分を振ってきたダメンズ彼氏を、最終的に爆死させるというすごい内容。

 

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他の女性アイドルには絶対できんわ……。

 

これを入り口に2NE1を知ったのですが、他の曲もことごとく「強い女性」がテーマ。他の女性アイドルにはない「強い女性像」をめちゃくちゃスタイリッシュに表現したものばかりで、ファッションも音楽性も尖っていて、4人は個性的でチャーミングで仲が良く、見た目と裏腹に真面目な女の子たちで、日本ではあんまり売れなかったけど、世界中でヒットしていることを知りました。

私は日本の女性アイドルの多くが、男性に媚びることで売れたり、男性に順位付けられたりするのが、そういうビジネスなのだとしても好きになれなくて辟易していたので、そんな中、このコンセプトで打ち出して、そしてきちんと「売れた」ことが、彼女たちの凄さの証明だなと思いました。そして彼女たちが日本で売れなかったことは、ある意味「こういう女性像が支持されていないことの表れ」だなと思ったりもしました。もちろん売り方の下手さとか、上にも書いた日本語歌詞の下手さとか、他のK-POPアイドルとセット売りしようとしたのがそもそものミスとか、いろいろあるとは思うんですけどね……。

 

アルバムを借りて、他の曲も聴いて、SNSを見て。カムバックする!なんてニュースも出て。日本でツアーあるときは絶対行こう!と胸を高鳴らせていたのですが、私が好きになったあと、とうとう彼女たちのライブが行われることはありませんでした。

 

2016年4月。メンバーのひとり、グループの末っ子ミンジが脱退を表明。

私は「4人」の2NE1が好きだったのでとてもショックでした。ミンジはダンスの申し子で中心メンバーだし、何より2NE1の支柱であるCLととても仲良し。4人のバランスのよさが2NE1なのに……!!

 

そして11月、3人でカムバックすることはできず、解散が発表されました。

 

 

 

 

 

 

  

この「伝説は伝説として残る」という言葉がやけに胸に刺さった。そうだな、彼女たちは永遠の伝説になったんだよな……だけど、

 

 

 

何がだめだったんだろう。何がうまくいかなかったんだろう。ちょうど日本ではアイドルのパイオニアだったSMAPが終わりに向かって突き進んでいた。おんなじだ、とぼんやりと思った。どれだけ偉大なグループでも、決定的な何かがあったわけじゃなくても、終わってしまうときは終わってしまう。誰にも止めることができなくて、ただただみんなが悲しい。圧倒的な喪失感だった。

 

 

私が2NE1を好きになったときには彼女たちはすでに活動休止状態で、生で彼女たちの姿を見ることも、なんならライブとかグッズとかにお金を落とすこともできないままで、こんなんでファンと名乗っていいのか!?みたいな状態で、終わってしまった。歴史をクラッシュした偉大な女の子たちなのに、あまりにも寂しい幕引きだった。

 

あとにもさきにも、私が「この音楽に支えられた」と思ったことがあるのは、2NE1だけだ。

 

最後に2NE1は、ファンにお別れの歌を用意してくれた。

 

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今までのPVを組み込んだ白黒の映像、アコースティックなメロディー。すでに1,300万回以上再生されている。

PVの中にはミンジもいる。よかった、なかったことにされてなくて。2NE1は、終わるときには4人でと思ってくれた、のかも。

 

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※日本語訳はこちら

pappins.tokyo

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メンバーそれぞれが言及してくれているのだけど、私に韓国語がわかればなあ……!

 

この歌、解散のことだけを言っているわけではない……!?と思って調べたら、やっぱり、元は3人で活動を再開する予定でいて、そのときにCLがミンジに宛てて書いた歌だったそうだ。それをファンへのメッセージにもとれるように作り直したのだと。

 

www.yg-life.com

pappins.tokyo

 

とてもとても大変だったのだろう。

 

CL、ボム、ダラ、ミンジ、今まで本当にありがとう。歌手になってくれて、グループを結成してくれてありがとう。多国籍な背景をもって、世界中に飛び出してくれてありがとう。女の子が自分で自分の人生を切り開く姿を見せてくれてありがとう。唯一無二などころか、頂点に立ち続ける姿、本当に憧れだったし、何度も背中を押してもらえた。人生のとてもつらかった一瞬に寄り添ってくれてありがとう。あなたたちのことをみているとき、同時に希望そのものをみていたんだなと思う。どうか幸せでいてください、途方もなく遠いところに行ってしまっても、自分の人生を自分で選んで、そして、とびきり幸福に生きてください。

そして、いつかまた。

 

 

それが遠い遠い未来だとしても、きっとまたどこかで。

 

 

 

2NE1のお別れソングで、いちばん好きな「LOVE IS OUCH」という歌がある。これは恋の終わりを歌った歌なんだけど、歌詞がすごくよくて、彼女たちの解散を知った日はずっとこの曲を聴いていた。

 

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行こう 歩き出そう それぞれの明日の場所へ

さよならも愛の続きよ これからの二人のため

ありがとう 大好きだった 一緒にすごしたあの日々が

私たちを送り出してくれる 次の季節へ

 

 

「さよならも愛の続きよ」…きっとそうだよね、2NE1が解散しても、私は、4人のことを忘れないし、4人は伝説として語り継がれて、あなたたちのことを大好きだった記憶をあたためながら、明日からも生きていくんです。落ち込んだ日にはまた、あなたたちの音楽を聴いて、勇気をもらって。そして次の季節へ。

 

たくさんの光を見せてくれてありがとう。

 

 

 

 

『天使にラブ・ソングを〜シスター・アクト〜』を観て致死量くらい泣いた

博多座で『天使にラブ・ソングを〜シスター・アクト〜』を鑑賞してきたのですが、めちゃくちゃよくて、あまりの多幸感にその後2週間くらいぶちのめされて、サントラを聴いて舞台を思い出すだけで泣いていました。ときめきの記録です。

 

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www.youtube.com

 

まず、私は『天使にラブ・ソングを』の映画を観たことがなく、この舞台があることを知っても、「あ〜昔の映画でしょ……ハッピー系の古典ミュージカルでしょどうせ……あっでも蘭寿とむさんは凄い人ってヅカヲタのひとが言ってたし、1回くらい観にいくかな……」くらいに思っていました。そして1ヶ月ある公演日の最後のほうにのこのこと観に行ったわけです。

 

大間違いだった……

 

なんでこんな終わりかけに観に行ったんだ私のバカーーー!!!!!と自分をののしる帰り道。悔しすぎて本気で時を巻き戻したかったけど、一周まわって「いやでもこれ初演で観にいっちゃってたら絶対理性を失って30公演くらい観に行っちゃってた……命拾いしたわ……(?)」とか思っていた。それくらいめちゃくちゃよかったんですよ〜〜〜!!!!!

 

ということで、どれだけサイコーのミュージカルだったかを書きます。

 

まず!!なんと音楽を作ったのがアラン・メンケン*1!!!

もうこれだけでサイコーってわかるじゃないですか……??(???)

帰り道にこのミュージカルについてググりまくった私は、これがもともとはブロードウェイで作られたミュージカルで、アラン・メンケンが音楽をすべて作ったという事実を鑑賞後に知りました。もったいねーー!!いや、でもまっさらな状態で聴けて、あとから知って「ど、どおりで!!」って思えたの、めっちゃ贅沢な体験だったな〜。どおりで、めちゃくちゃ心をつかむわけだわ!!!アラン・メンケン様ありがとう……

 

さらに付随して、ヒロインの恋人エディ役を務められた石井一孝さんが、映画『アラジン』日本語吹き替えの歌唱パート声優さんなんです!!え、エモ〜〜〜!!!あなたのホール・ニュー・ワールド聴いて育ちましたって感じなんですけど!!!もちろんこれも鑑賞後に知りました。贅沢〜〜〜!!!

 

 石井さん、公演中たくさんTwitter更新してくれてて優しい……

 

 

そんなミュージカルなのですが、主演はWキャストで、森公美子さんと蘭寿とむさんのおふたり。ヅカヲタの友人から「蘭寿さんは音楽学校時代からずーっと主席でトップスターになったすごい人(意訳)」と聞いたので、一度くらいこの目で見てみたい!!と思い、蘭寿さんの回に行くことにしました。

 

もうね、あー!トップスターの人〜〜〜!!!ってかんじでした。

歌も踊りも演技も存在感も超華やか!!すごい!!どこにいても目立つ!!歌うまい!!仕草がきれい!!セクシー!!

この人があの伝説のトップスターさんか……素敵……とうっとり。

 

 

 

で、蘭寿さん自体もすごかったんですけど、歌がめちゃくちゃよくて、もう前半の終わりの方からずっと号泣してました。

 

最初に泣いたのが「Raise your voice」

歌が下手くそなシスターたちを、デロリス(ヒロイン)が指導していくシーンです。最初は乗り気じゃなかったシスターたちが、だんだん歌うことの楽しさにめざめていって、どんどんみんなでパート分けして歌って、最後には大合唱になるの!

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この歌なんだけど、劇中はまだみんな黒い地味なシスターの格好でやってるからなおよいの……あと個人的に最後の2:43のとこで腰かがめて踊りながらクレッシェンドしていく演出がサイコーだからこれはぜひ舞台で観てほしい……!

 

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ブロードウェイ版もめちゃくちゃよき……

 

その後も、デロリスがクラブで歌っていた歌をシスターたちが大合唱するシーンでまた泣く。

 

そして……!!「The Life I Never Led(私が生きてこなかった人生)」

これがまたすごくて……!

シーンは、デロリスが修道院を出ていかなければならないと仲間に告げたあと。シスター仲間の中でも一番若い「見習いシスター」のシスター・メアリー・ロバートが、デロリスに声をかけるのです。「私をつれていってください」と。

彼女は子供のときからずっと修道院の中にいて、外の世界のことを全然知らず、私はこのままここにいていいのかわからないのだと話すのです。

このシスター・メアリー・ロバートを演じる宮澤エマちゃんが圧巻で……!透明感のある甘くて澄んだ声がまさに役にぴったり。元首相のお孫さんということしか知らなかったけど、こんなに歌がうまかったとは……!!

 

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これさ〜…ディズニー好きのひとならわかってくれるかもしれないんだけど、ジェネリック『自由への扉(塔の上のラプンツェル)』ですよね……!?!?!外の世界を知らない若い女の子が自分の意思で自分の人生を選択する歌なんですよ……大好き……

 

 

 

このあと、デロリスが自分の夢を追うのか、シスターたちのところへ戻るのか悩むシーンがあるのですが、ここのデロリス独唱がほんともーよくてですね!!心情がめちゃめちゃ伝わってくる歌で号泣。

そのあと、カーティスに銃を向けられたデロリスをかばってシスターたちがデロリスを囲むシーンで号泣。そして鳳蘭さま演じる修道委員長が初めてデロリスのことを「彼女はこの修道院が始まって以来の真のシスターです!!」とかばうところで泣きすぎて嗚咽が漏れた。

 

最後はハッピーエンドなんですが、もうラストの「Spread the love around」ほんとにすごくて!!ハピネスが殴ってくる!!!!ってかんじ!!!圧倒的多幸感に包まれて、ただただ泣いていた。泣きすぎて前あんまり見えなかった。人って「楽しい」という理由でこんなに泣けるんだ……!!!と思った。

この歌は、シスターたちの歌をついにローマ法王が聴きにくるというシーンなのですが、「ローマ法王です!」とオハラ神父が紹介したとき、オーケストラの指揮者の先生がローマ法王の格好になって登場するんです……!!演出が粋すぎて、初見で観たとき鳥肌が立ちました。劇中ずっと「ローマ法王に見せる」「ローマ法王の前で歌うなんて緊張する」「あのローマ法王が……」と言われ続けていて、い、いったい誰が……!?と思い続けていたので、この演出には、や、やられた〜〜!!って思った。妙な説得力があって、「そうか演じるならこの人しかいないよな……!!」と思わせてくれて超ハッピーで死んだ。ハッピーで死ねるってほんとしあわせだ……!!

 

 

 

 

オケのメンバーも含めてカンパニーなんだと強く思わせてくれるミュージカルって本当にしあわせなんだな……これから観るミュージカルでもオーケストラのことが気になってしまうかも。それくらい本当にすきな演出!!

 

劇場を出た頃には致死量くらい泣いていて、私は普段どちらかというと後ろ向きな性格なんですが、「生きるって美しいな……」とか本気で思いながらフラフラと帰路についた。そしてグロッキー状態の私の頭にはただ一つのことしか頭になかった。それは「これモリクミさんバージョンも観なかったら一生後悔する」ということです。

とはいえ、のこり数日しかない公演日、モリクミさん出演日は全席完売、どうする、わたし……!?!?!?!

 

 

……。

 

 

…………。

 

 

 

 

会社を抜け出して当日券を買いました(人生初)。

理性を失ったおたくに怖いものなんてねえんだよ!!!!!!!!!!

 

そして手にした当日券……。一番いい席を買いました。

 

結果。

開演10秒で泣いた。

も、モリクミさんやばい、本当にやばい、歌がうますぎる、次元がちげえ〜〜〜!!!!!

最初の歌が「Take me to heaven(天国へ行かせて)」でなんですけど、本当に天まで突き抜けるような声……!!オペラ出身の本領発揮!!!!!!ってかんじで、すさまじすぎた……。どの歌もハチャメチャにうまかったんだけど、Raise your voiceが始まる前に少しアカペラで歌う場面があって、そこで拍手がおきたのはさすがすぎた。私はそのワンフレーズでもう泣きました。

 

 

蘭寿さんとモリクミさんで、デロリスの印象もだいぶ違って、これはダブルキャストの醍醐味だな〜!!って思った。

 

両方のバージョンを観れて本当によかった。諦めずにチケット買いに行ってよかった……!!!

 

モリクミさん千秋楽で、再演についても言及してくれたから、めちゃめちゃハッピーでした。絶対再演してほしい!!次は絶対何回も観ちゃうと思うけど……。

 

ちなみに、この秋にブロードウェイ版が来日するそうなので、それも超観たすぎる。会社燃やしてでも観にいくぜ🔥笑

 

東急シアターオーブ5周年記念公演 ブロードウェイ・ミュージカル 天使にラブ・ソングを…( シスター・アクト ) | ラインナップ | 東急シアターオーブ|TOKYU THEATRE Orb

 

あーほんとに大好きなミュージカルだったな!!

さいこう!!!

生きててよかった!!!生きるってすばらしい!!!!!

 

絶対再演してくれ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

*1:リトル・マーメイド、美女と野獣、アラジン、塔の上のラプンツェルなど、ディズニーの代表曲のほぼすべてを手掛けている伝説の作曲家。