私と「美意識」 ー同人誌『悪友DX 美意識』を読んだー

話題の同人誌『悪友DX 美意識』を読みました。おもしろかった〜〜〜。

 

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劇団雌猫さんの同人誌『悪友』は、「インターネットで言えない話」というコンセプトで、全員匿名の寄稿文をあれこれをまとめたすごい本。1作目の『浪費』は、「オタク女が好きなものにめちゃめちゃ金を使う話」がたくさん載っていてくらくらめまいがしました。多大なときめきと窃視の欲望、そして多少の罪悪感を刺激してくれる、とびきりポップでちょっぴりダークな同人誌です。たのしい。

 

 

 

今回は姉妹本的な立ち位置で、『美意識』をまとめた一冊だったんですが、このタイトル、とってもいいなと思った。「悪友DX ”化粧”」でもないんですよね。コスメの話が中心にはなるのですが、Twitterの美容垢界隈的な話を集めるのではなく、みんなの「意識」に焦点を当てているのがおもしろいな〜と思った。ただデパコスを収集するだけの話じゃないところがまた、めちゃめちゃおもしろいし、そして胸が痛くなる部分もある。きれいごとじゃねえんだよな、女の美意識ってやつは…。

 

たくさん思うことがあったので個人的な感想メモ。書評とかじゃないし自分のスタンスも定まってなくて、「わかるわかる〜」とか、「わかるけどわかるって言いたくねえ〜」とかそういう、女子会でぐだぐだ言ってる感じのコメントです。

 

 

 

あだ名が「叶美香」の女

しょっぱなからすごい。”化粧後の顔は叶美香でスッピンは千原ジュニア”という例えよ…。でもなんていうか、「化粧前後で顔がメッチャ変わる」って、ある種の芸なんだよね(いんたーねっとでいうと砂糖るきちゃんやみずよってぃーさんが有名かな)。”コスプレで美人やってんのよ”あるいは”コスプレでブスやってんのよ”みたいなかんじかな。

かくいう私もこのタイプで、大学生のときは、スッピンと化粧後の顔の変化ありすぎ芸人としてネタキャラを確立していた。見た目にかまってられないほど課題がやばいときは、高校時代のジャージに、すっぴんに、髪の毛全部ひっつめたブス剥き出しスタイルで教授にレポートを出しに行っては、「どうしたの今日の姿は」「今日はブスのコスプレしてるんです!」と答えていた。

でも化粧や髪型で自分を変えるのも大好きで、金髪+青カラコンで過ごしてみたり、かと思えば髪を真っ赤に染めてみたり、でも神社でバイトしてたのでバイトに行くときは黒髪ショートのウィッグを被ってみたり、とにかく「会うたびに顔が違う」と友達からはネタにされていて、そう言われることが快感だった。人の顔なんてそんなもんなのよ、という自意識がそこにはあったように思う。

当時の私は美容整形をテーマに卒論を書いていたので、「外見とは?」みたいなことについて人より少しだけ多めに考えていた。美容整形について突き詰めると、最終的には「美醜と自尊心と幸福度の因果関係」みたいな話になってくる。私たちは幼少期から美醜というモノサシで人から計られ、時にはものすごーく傷ついたり、むかついたりしてしまう。でも顔なんて化粧でも整形でも一瞬で変わるし、でも自分自身(内面)は何も変わらないのに、そんなのに踊らされてる人間ってウケる、みたいな、社会への反抗心で、髪を金にしたり赤にしたりしていた。会うたびに顔をが変わる私に、「その髪色、男の子にはウケが悪かっただろうけど、あなたに似合ってるよ」と言ってくれた教授には感謝している。

 

社会人になった今は髪を黒く染め、タイトスカートにジャケットにハイヒールを履く「こんな格好してりゃまともに見えんだろ」という”OLコスプレ”を実践している。

 

一方で、思うことがある。いろいろ化粧や髪型で変身を楽しんではいるのだが、べつにスッピンを「私の顔」とは思わない。どちらかというと、化粧後の顔を「私の顔」だと思っている。こう思っている人はどれくらいいるのだろう?

 

 

 

 

 

国境を越えてデパコスを買う女

デパコスの世界、私はまだあんまり足を踏み入れてないんだけど、「コスメにはとにかく終わりがない」の一言に痺れた。毎シーズンごとに色々出るし、シーズンごとに使うべき化粧品って違うんですよね、確かね。デパコスの何がアレってパッケージが可愛かったりするんだよな。見た目でも選びたいし、機能性でも選びたいから、終わりがない。

私は一部の化粧品をジルスチュアートで買っているんだけど、5年間も愛用していたジェルアイライナーが廃盤になってしまい、結構絶望した。あれでしか私の理想のアイラインは書けなかったのに!!!そういう理由から化粧品ジプシーが始まることもある。

 

あとこの方のいう「『私、オタだけしているわけじゃありません』というしょうもない見栄」……めちゃくちゃわかる!笑 こればっかりはどうしようもない。Twitterだけで繋がっていた人との初めてのオフ会はやっぱりそのとき自分が持っている一番可愛い服を着ていきたいし、化粧もバッチリしていきたくなってしまう。なんの見栄なんだろう。

そういえば、Twitterで繋がった人と初めてオフ会したときに、「私たち、生まれてから一度も、外見のイメージに左右されずに友達を作ったことがない」ということに気づいてハッとした。人はクラス替えがあった初日に自分と仲良くなりそうな子がわかるのだという。あの子は話があいそう、あわなそう、あの子は可愛すぎて無理かな、この子はなんか雰囲気違うな…みたいなのを瞬時に判断できるって聞いたことがある。わかる気がする(逆に言うとそういうのを判断できない子はなんとなく浮いてしまったりする)。

なのにTwitter経由で出会った人って100%中身だけで気があう人と出会っているのだ。これってすごい!会ってみたら「この人とクラスメートでも絶対仲良くならなかっただろうな」って人だったりすることもザラにある。だけど、違う都道府県に住んでいても、年齢が20歳離れていても、友人として出会えるのだ。これってすごいことだ。インターネットの普及は友達の作り方まで変えたのかあと、身をもって実感したできごと。

 

 

次元を超えて化粧する女

コスプレイヤーの自意識と美意識って独特ですごくおもしろい。私の友人のコスプレイヤーも「自分の体なんてただのキャンパス」という名言を放ったことがある。

「休日は肌に直接ガムテープや油性マジックを当てるのに平日は薄くメイク」ってなんか完全に休日が現実ってかんじで超いいな。平日の私はかりそめの姿ってかんじでたくましい。

 

レイヤーの友人に、コスプレの世界は「似ていること」よりも「似せる技術」のほうが大事って聞いて、すごいなそれって思った。私は普段、自分と同じ系統の女優さんの化粧や服装をまねしたくなることが多い。たとえば、私はふんわり系というよりは切れ長系の顔立ちなので、宮崎あおいちゃんよりは菜々緒さんのメイクを参考にするな〜みたいな、そういう話。だけどコスプレイヤーは、自分と似てるキャラをするんじゃなくて、「大好きなキャラをやること」「どんなに元の身体が似ていなくても似せようとがんばること」に重きをおいているらしい(生まれつきの顔がどんなに菜々緒ちゃん系統でも、私は宮崎あおいになりたい!!と思ったら何が何でも宮崎あおいさんの顔に寄せるということ)。

私はコスプレの世界に足を踏み入れていないので、SNSを見ていて、激似だなこれ!っていうコスプレのほうについつい目がいってしまう(全然似てないコスプレを見ると、おお…って思ってしまう。でもその価値観はコスプレ界隈にはあんまりないらしい)。その世界にはその世界の外見に関する規範があるって、なんかすごいことだと思う。現実世界の外見ヒエラルキーから逸脱した世界。すごいな。世界は私の想像よりもずっとずっと広い。

 

 

指先にファンタジーを描く女

私はネイルをほぼやらない。理由は簡単で、大人になった今でも爪を噛む癖がなおっていないのだ!子どもかよ。

でもまあそういう理由でネイルには興味をもたないまま今日まで生きてきた。今後いきなり興味が出てくるかもしれないし、ずっとこのまま出てこないかも。でも今は他のことにお金を使いたいので、できれば興味が出てこないでほしい…と思っているジャンルの一つだ。

とはいえオタク女でネイルをたしなむ子は結構いる気がする。痛ネイルじゃなくても、「推しのイメージカラー」でネイルをしてみました!みたいなの、SNSで結構見る。楽しいよね。社会人になって髪の毛をあんまり奇抜な色にできなくなった今、ネイルは新たな自己表現のキャンパスなのかも。私の会社の先輩にも定期的に華やかなネイルを施している先輩は結構いて、仕事がデキる先輩が派手なネイルをしていると特にしびれる。なんかいいよね。

 

 

ドバイで奮闘する女

これおもしろかった!!いろんな人生を送っているひとがいるなあ…(ドバイのサロンで働く日本人女性、ぜひお友達になりたい…。)

ブルカを被っている女性は、自由が少なくて質素に暮らさなくちゃいけないのかと思いきや、顔しか見えないから逆に顔をめちゃくちゃ綺麗にする(整形もめっちゃアリ)みたいな新聞記事を読んだことがあるのを思い出した。髪の毛まで華やかに染めているとは!!

あと、ネイルとヘアーと脱毛とフェイシャルとアイラッシュを複合的に取り扱うサロンって魅惑的すぎる。行ってみたい!!!日本にもいつか似たような施設できる可能性あるよね。楽しそう〜

 

 イスラム系の女性のファッション事情で好きな記事といえばこの2つ。

 

www.fashionsnap.com

www.buzzfeed.com

 

 

 

1年で10kg痩せた女

この『悪友DX 美意識』は基本的にオシャレってサイコー!!みたいな話ばかりかと思いきや、こういう話も入れてくるところになんというか編集長の哲学を感じる(気がする)。

うーーーん…個人的には、しんどい話だと思った。彼女はこの文章をポジティブに(いい方向に?)持っていけてるのが救いだけど、おっさんに体のことでセクハラされて痩せる決意をしましたという話自体には悲しみしかない。私は女性の身体は女性のもの論支持者なので、「可愛い」「きれい」「セクシー」のような感想を言われたとしてすごいいやだ。「評価されたくない」のだ。勝手に「評価する側」「評価される側」にポジショニングしてんじゃねえよってかんじ。増して、「ブスだね」「太ってるね」みたいなのなんて超〜〜〜イヤ。 

本人がよかったって言ってるんだからよかったんじゃない?と言ってしまえばそれまでなんだけど、なんかあんまりポジティブな話ではないよなあともやもや…

10kg痩せたのはマジですごい…

 

 

 

芸能人と働く女

芸能人のマネージャーをしている友達、私にもいるんですけど、「明日以外の予定はわからないものと思え」というのを入社研修で叩き込まれたそうです。す、すさまじすぎる……

”10分でも時間があればデパコス売り場に駆け込み、7分で選んで3分で購入”がパワーワードすぎてずっと脳内をリフレインしている。ひえ〜〜〜。すごい世界だな。そしてデパコスを「点滴」と表現するのもパワフルすぎて目がチカチカする…

 

でも、死ぬほど激務だけど仕事は楽しい、って人、かっこいいなと思うこと結構ある。そういうふうに働いて死んでみたい。

 

 

同人女の美意識が気になる女

なんでこれだけ注釈付きなの!!!!!www

いやいやいや。他のも結構踏み込んだ話してるよ!?www でもなぜかこれだけ注釈がついちゃう感じ、すっごい面白かった。こういう話が読みたかったんだよ!!!

 

 

それにしても「同人女」というくくりでも、クラスタによって種類が違うというのは新たな発見だった。そうなのか…次のコミケでは観察してみよう。

最近の同人は同じカップリングでも「かわいい無知識受け♡」と主張する人もいれば「攻めより強気な女王様受け♡」と主張する人もいたりで、解釈違い・地雷戦争には終わりがない(私のいるジャンルの話です)。BLにはその人の恋愛観や人生観が反映されている説は一理あると思う。そしてそれも同人女の美意識に反映されているんだろうなー。

 

最後の「イベントなどでよく見かける同人女4選」、笑ってしまった。確かにいるーーー!!!この4人とも本当にいるーーー!!!笑

「アクシーズ」というブランドが(いろんな意味で)有名になって久しいが、アクシーズ系じゃなくても、この人腐女子だ…!!って見るからにわかる服装の人っているんだよな。あまりにも普段の生活で見ることのない格好すぎて、「このお姉さまがたは普段どこにいるのか!?」とよく思う。

個人的には、頭にかんざしつけて歩いてる人も香ばしい度が高いと思う。これは刀剣乱舞でよく見かけるので、きっと忍たまや薄桜鬼やBASARAなんかの日本史ジャンルにもきっと多く生息していらっしゃるのでは…と踏んでいる。(ゲスな話で本当に申し訳ない)

 

 

こっそりお姫様になる女

ドバイ女性のくだりでも出てきたけど、VIO脱毛は最高ですよね。私もやってる。まだ途中だからつるつるではないんだけど、ここの毛がないって本当に爽快!!!この方が書いてるレースのランジェリーも、VIO脱毛が終わったら挑戦してみたい。

 

それにしても、出てくるブランド名、検索してしまった。とっても綺麗〜〜〜!!!下着ってなるだけ派手なの着たくなりますよね。こういう高価なランジェリーもハマったらきりがないだろうなあ…密やかで美しい趣味だなあ…

 

後輩の女の子がある日「何もかもマンネリで気分変えたくて、下着全部捨てて、新しい下着大量に買ったんです!!」って報告してきたことがあって、なにその気分転換超いいな!!!!!と思ったのを今でも覚えている。それから私も、あーーーーーなにもかもうまくいかねーーーーーって思った時は、古い下着をバンバン捨てるようにしてみた。すると本当に気分がよくなるので、その勢いでド派手な下着を買ってみる。なんだかアガる。おすすめライフハックである。

 

 

あの子になりたかった女

ワカルワカル〜〜〜!!!って思いながら読んだ。私服もコスプレ感覚で選んでしまうこと、本当によくある。「このワンピース、PerfumeがPVで着てたやつに似てる!」「この色使い、完全にディズニーの白雪姫」「これこないだのドラマで市川実日子ちゃんが着てたスカートの雰囲気に似てる…!」などなど、思い起こせばわたし、小学生の頃からこんな調子で服を選んでいた。逆に、自分の中でテーマのない洋服は買わないかも。特定のあの子が思い浮かぶわけじゃなくても、「ああっこれ着てる私VERY妻に見えるわ」「このサングラスしたらパリピに見える!!」とかそういう、何かテーマが思い浮かべば購入する。あほか。楽しいんですよこれが。

 

お洋服、年に2回くらいまとめて購入するようにしている(だいたい夏と冬)。普段はそんなにファッションフリークでもないんだけど、運命の洋服に出会っちゃったら買うかなあ。今の私だから似合うコレクション、みたいなのってあるような気がして、そう思ったら買っちゃう。

 

BUYMAのCMが好きで好きで今でもたまに見る。又吉くんのコピーが特に好きなんだけど、4人全員にものがたりがあってとってもすてき。いろんな人にいろんなファッションの価値があって、ひとりひとりに運命のお買い物があるんだよなあと思うと、すんごいときめく。体温があがる名コピー&ナイスキャスティング!

 

www.youtube.com

 

それにしてもなりたいあの子のひとりに『少女七竃と七人の可愛そうな大人』の七竃が出てきたのには驚いた!!私もこの本読んだことあって、胸を高鳴らせた少女(だった女)のひとりだ。この小説は、「美貌を持って生まれた美少女と美少年の孤独と宿命の物語」なので、好きな人は絶対好きだから、お耽美な気持ちにふけりたいときはおすすめ。

 

少女七竈と七人の可愛そうな大人 (角川文庫)

少女七竈と七人の可愛そうな大人 (角川文庫)

 

 

 

 

 

 

「人生に一度」の魔法にかかった女

ブライダル業界の洗脳、怖え〜〜〜〜〜笑

万が一結婚式をあげる日がきたら心を強く持とう…

 

とはいえ、「美のためだけに整えられた空間で過ごすと自分が上質な生き物になったような気がした」という気持ちはなんとなくわかる。ささくれた気持ちのときも、美容院に行ったりすると背筋が伸びる。メンテナンスって大事だよね。美容のメンテナンスって精神のメンテナンスと直結するのほんと不思議。でも、美容に手間と時間をかけているときは大抵心にゆとりがあるときで、逆にいうと、多忙と不調で死んでる時は美意識なんてすっ飛んで「顔なんて目と鼻と口がついてりゃいい!!」くらいの気持ちになる。落差よ!!!

 

 

アイドルにモテるために化粧する女

いい話やないか〜〜〜!!(秋元才加ちゃんってすごいんですね)

私は女子ドルの現場というものに行ったことがないのだけど、こんな楽園(でもある意味呪縛)があるとは……

 

女子ドルにブランドコスメを(名入れにしたりして)プレゼントする女性はたしかになんかワンランク上!!!笑 好きな人とはいえアイドルに高価なコスメをプレゼントできるその余裕も素敵だ。さくっときちんとしたものをプレゼントできる大人はマジでかっこいいよ…

 

「プレゼントとしてのコスメ」についても永遠に語れる。基本的にコスメがプレゼントとして優秀な点は「消耗品であること」だと思う。あんまり気に入らなくても、まあ大抵の女性は普段使いのものは1つは持っているので、たまに気分転換で使う分には何個持っていてもうれしい。自分だったら買わない色でも、プレゼントなら挑戦できるし。消耗品なので、気持ち的にもあげやすく、そしてもらいやすい。すんごい気に入らなかったとしても、最悪、インテリアにしてもいいくらいには見た目もかわいい。コレクション欲が刺激される。たのしい〜〜〜!

 

 

このツイート、たいへん的を得ているように思うのですが、みなさんどう思われますか…

 

 

仕事のために○○する女

これさ〜〜〜!!!!!!

いやすごい個人的な話なんですけど、ちょうどこの同人誌が届いたとき何もかも仕事がうまくいってないときで自尊心が底辺だったので、「真のキャリアウーマンはプレゼンに勝つためにセックスまでするのか…」と妙に落ち込んでしまった。爆笑 というか呼び出してセックスを頼んで応じてくれる男友達がいるって時点で、そりゃ仕事できるわ…と感服してしまった。

 

私はバリキャリ志向の中途半端な女なので、この文章を読んで本当にいろいろなことを考えた。仕事に使えるものはなんでも使うべきという意見は本当にそのとおりだと思う。しゅごい…眩しい……。仕事への覚悟というか、働き方みたいなことまで、結構痛いところを突かれたかんじだった。私、ここまでの気概で仕事と向き合えてねえ〜〜〜

 

なんか、がんばろうと思った、どこの誰ともわからぬ姉さん、おねえさんみたいに働きたいです、わたし…… がんばります………

 

 

呪いをかけられた女

イラストがとってもきれい。佐々木希ミランダ・カー様、似てる。美の権化。

 

親の美意識が子供に伝染する…かあ。一理ありそう。美意識に関わらず、親の持っている価値観が言動のふしぶしからにじみでていていつの間にか自分の潜在意識に刷り込まれてしまうことって結構ある。よね。はねのけられたらいいんですけどね。

 

そうそう、YOI、私も観ました。ユリオが言う「俺はこの容姿でいられる時間が短いんだ。利用できるもんは全部利用してやる!」みたいな台詞がありましたが、なんか…私はフィギュアスケートの、スポーツというにはあまりに不明瞭な審査基準(いやきちんとあるのはわかるんですけど、見た目の美しさとかさ…なんか…全然問われないようにはどうしても見えない…)によくもやもやしていて、そういう意味でもYOIは興味深かった。

 

 

劇場で夢見る女

舞台を観る日はなんとなくいつもよりすこーし華やかな格好したくなるの、わかる!ハレの日だもん。かっちりした格好で観たくなるんだよ。

 

ワンピース歌舞伎を観に行ったとき、前方の席に立派な着物を着た女性がいたんだけど、その方の帯に、麦わらの一味のドクロマークが刺繍されていて、す、すげーーー!!って思ったことがあります。この日のために作ったんだろうなあ…。そういう、「その演劇のテーマ」に沿ったファッションで行くというのも、予習期間の楽しみのひとつですよね。

 

最近、街中の女の子を見るだけで「今日は○○のコンサートがあるんだな」ってなんとなくわかるようになってきた。

まず、カラフル(一人一色)な格好をしてる女の子たちはジャニーズ。担当の色で全身を固めるんですね。ミリタリーのスカジャンにサングラスなど、いかつめの女の子はK-POP東方神起だともうちょっとソフトになるかも。頭に花冠をかぶっていてファンシーな女の子たちは西野カナ。豹柄やショッキングピンクなどのヤンキー系いかつめの女の子たちはLDH。いかがでしょうか。

同じ県同じ会場でKis-My-Ft2のコンサートとBIGBANGのコンサートに行ったことがあるんですけど、同じ場所で開催されているコンサートなのにファンの子のファッションとメイクが違いすぎて笑った。そしてときめいた。これがドレスコードなんですよ。おもしろいよねえ。

 

 

せっかくなので現役BAさんに聞いてみた

BAさんに化粧してもらうと本当いつもと違う顔になるよねえ。あんまり行くことないけど、定期的に通える女になりたい。

 

インタビューふむふむ読んでたけど、BAさんの考え方だなーって思った。「目の下に入れるチークは廃れてほしい」「下がり眉はひどかった」などなど、私なら”これが若い子の流行だしおもしろいじゃん!”って絶対言うなーって部分に、こういう明確な違う視点を持つ人の意見を聞けるのは興味深い。

メイクがやりたくなくてやりたくなくて、と女友達が相談してきたら、私なら絶対「やらなくていいじゃん」って言うなーとか。そりゃ毎日ひとをきれいにすることに集中しているひとと私とでは化粧や美意識に対する考え方なんて全然違うよな、なんて思ったりした。むずかしい。化粧については本来選択の自由であるべきだと個人的には未だに思います。

 

 

 

 

 

はあ、ボリュームたっぷりでした。好きな話もあれば、好きだけど複雑な話もあり、いろーんなことを考えました。個人的には美容整形した女性の話もあったらうれしかったな!”インターネットで言えない美意識の話”、おもしろかったよ〜

 

さて、デパコスあんまり買わない私が、先日値段も見ずにカウンターに走った化粧品を紹介して終わりたいと思います。こちらです。ばばーん!

 

fashionpost.jp

 

 

め、めちゃめちゃかわいい〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!

 

こんなん買うしかないわ!!ってことでソッコー予約してきました。しあわせ。これを機に…といろいろ試させてもらって、鏡を見た瞬間の血液が沸騰するようなあの昂揚、しあわせ以外の何者でもない。ハピネス!!!!!あーー、楽しみ。8月18日に発売です。わくわく!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜を観た

舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜をライブビューイングで観てきました。ありがとうけんらんぶ。

 

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今回のストーリーは、ゲーム内回想でもあった伊達政宗細川忠興の友情を中心に描かれていて、登場する刀剣男子も伊達家・細川家にあった子たちがメイン。

 

発表されたときは「ついに伊達組来たかーーー!!!!!」って感じだった。前回は本能寺の変を軸としたストーリーだったんだけど、織田組(へし切長谷部、宗三左文字、薬研藤四郎、不動行光)は刀剣乱舞の中でもかなり人気のメンバーだったから、次に来るのは伊達組って相当ワクワクした!!刀剣乱舞って実際どの界隈が人気あるのか、こっちからはあんまりよくわからなくて、でもミュやステが三条→織田→新撰組→と来てたから、次は伊達!!!っていうのシビれた!!そうそうそうだよね!!順当!!!みたいな。

 

 

トーリーについて

 

伊達政宗が天下人になりたかったというifを描いた本作なんですけど、私は去年真田丸をものすごく真剣に観ていたので、思うところがたくさんあった。真田丸でも似たようなセリフがたくさんあって、「あと20年早く生まれていれば」「もう少し中央で生まれていれば」…ってやつ。重いよなあ。天下取りのレースに参加することもできず、戦場で死ぬこともできなかった東北の強烈な若侍よ…。(その点真田幸村は「戦場で死んだ最後の戦国武将」であり、伊達政宗と同い年でありながら対照的な人生を歩んだ人として、二人の数奇な運命を絡めつつすんごくよく描かれているので、今回の刀ステが好きだった人は絶対真田丸を観て欲しい……!!!)

 

「戦国時代の終わり」ってこんなにおもしろいんだ〜って思う。つい、三英傑やひしめく武将たちの群雄割拠に目が行きがちだったけど、ちょっとだけ乗り遅れた人たちの葛藤もものすごくおもしろい。武士の時代はすさまじいね。

 

 

 

 

 

各キャラクター&演者さんについて

 

 

刀剣乱舞における三日月宗近というのは、ポケモンにおけるピカチュウであり、宝塚における轟悠であり、つまり「誰を主人公にしたストーリーであろうとも『作品の顔』は三日月」、という図式が最初からかなり明確に打ち出されていて、三日月を鈴木拡樹さんが演じるってわかったときは「刀剣乱舞もいよいよここまで来たか」って震えた。誰もが認める2.5次元舞台の風雲児・鈴木拡樹さんが演じる三日月、カンパニーの座長をつとめる鈴木拡樹as三日月宗近って、メタ的に見ても完璧すぎて泣いた。これはとても意味のあることで、彼ほどの人気も実力もある人が刀剣乱舞という作品に参加してくれて嬉しかったし、役が三日月で本当に嬉しかった。鈴木拡樹さんが参加してくれるなら三日月以外じゃきっとダメだった。キャスティングがハマったことにずっと感謝してる。

 

news.yahoo.co.jp

 

動くときに肩が揺れないプロっぽさが好き。和物をこなしてきた人なんですよね。オーラや華やかさや年上感も含めて、あーーー三日月だ…って思う。

 

ちょっとだけ気になったのが「三日月ってここまで歌舞伎っぽい喋り方か???」ってとこかな…。そういう解釈にしたんだろうけど、前の刀ステのほうが「に、似てる…!!」って思った気がする。私が見慣れたのかな?CVの鳥海さんに声を似せてていいな〜って思う。

 

今回の三日月は前回にも増して不穏さが増してるというか、何か含みを持ってるかんじでハラハラした。彼は何か誰にも言ってない秘密を抱えているのだろうか?この先の刀ステへの伏線なのかなあ。うーんうーん。まあ、そもそも三日月自体が「なんか不穏」なキャラクター(長生きで平安育ちで三条組で神様感強めだから)ってのもあるしな…と思いながら観てた。ていうかあのカラコンが怖い!!笑 でも三日月があの色素薄めの水色の瞳なのは本当だしね…。ただあのカラコンのせいで、普通に喋ってるだけなのか、怖いことを言っているのかわかりづらくなっていてとまどう。

 

今回、鶴丸との特別さを感じるシーンが結構あって嬉しかった。私、三日月と鶴丸のじじいコンビ好きなんですよね!!二人にしかわからないことってたくさんありそうでいい。(前の刀ステの千秋楽あいさつでまんばちゃんが「白いジジイとか…青いジジイとか…」って言うくだりめちゃめちゃ興奮した)三日月が鶴丸に対して「俺は山姥切だけじゃなくみんなのことを気にしているぞ?」っていうの、めっちゃいい。彼は何者なんでしょう。

 

最後、極修行に小夜を送り出すのがまんばじゃなくて三日月なの、よかった(どんぐりの伏線回収もね)。あのちょっとドライで愛情溢れる見送り台詞を聞けたのもよかった。本丸の精神的支柱なんだなあ。そう考えると、近侍でもなんでもないのに自発的にこういう役回りを引き受けている三日月ってすごいな…。「この本丸に強くあってほしい」という台詞、大事な気がしますね。

 

 

 

「か、顔が良い〜〜〜!!!」って感想が一番に出てくるあらまんばちゃん。私、刀ステ見るまでそんなにまんばのことを「顔が綺麗な子」って認識してなくて(ネガティブな子って印象しかなかった)、あらまきくんのまんばちゃんを見てようやく「あっそうかこの子、顔が綺麗って設定だったわ」って思い出した。笑 割烹着着てノリノリで光忠クッキングを手伝うくだり、めっちゃおもしろかったー!!そのあといじけながら客席の子と何やらコミュニケーションとってて可愛かったw あの席当てた人は幸運ですね。

 

今回のまんばちゃんの近侍としての試練は「小夜ちゃんの成長を手伝うこと」だったのですが、最初の方のうまく意思疎通できないかんじ、コミュ障VSコミュ障って感じで見ててハラハラした!!笑 ていうか、今回登場人物にコミュ障多くて新鮮だった。まんばと小夜と伽羅ちゃんと歌仙、みんな不器用でかわいい。

 

まんばちゃんが、気の利いたことを言うのが苦手だと自覚しながらも、「正直に言ってこういうことをするのは苦手なんだ」と言いながら歩み寄ることを諦めない姿勢、すごいよかったなぁって思うし、不器用で人見知りな彼が徐々に成長していってる姿が丁寧に描かれていてとてもよかった。きっとどこの本丸の近侍も、このまんばちゃんのように少しずつ成長していってるんだろうなあと思ったし、きっと私の本丸の清光もこうやってみんなをまとめてくれてるんだろうな〜って自分の初期刀に思いを馳せた。

刀ステでまんばと三日月は主人公とレジェンドという立ち位置がはっきり打ち出されててとてもいいな。主人公の成長をアシストするメンター感がよき…。

 

 

 

www.instagram.com

 

いま知ったんだけど「TwitterはやってないけどInstagramはやっている大倶利伽羅」って概念強すぎない???こんなんずるい…。

 

「法政大出身の大倶利伽羅」という概念を爆誕させたいのひろきくん。最後の最後に「英語が喋れる大倶利伽羅」という概念を生み出して世界を全焼させたいのひろきくん。無理みが過ぎる……。

 

英語で挨拶したあと「頭のつくりがちがうんだよ」ってクイクイってジェスチャーするのやばくなかったですか!?さてはおぬし、爆モテの星からやってきたな…!?

 

 

てか大倶利伽羅って最早どんなスペックが盛られようとギャップ萌えできるのずるくない!?萌えの永久機関装置かよ……。

 

ミュのざいきくんがあまりにも破壊力が高かったので(顔が綺麗すぎて)ざいきくんのミュ伽羅のほうが個人的には好きだけど、ステの伽羅ちゃんは伊達組と一緒に出たからかわいいとこやおちゃめなとこがちょっと垣間みえてすきだった〜〜〜(ミュの塩対応を貫いた伽羅ちゃんもマジで好きだったけど!!!あの伽羅ちゃんのまま2部もファンサもやり通したざいくりからと演出家はマジですごい)

 

倶利伽羅ってキャラの解釈が難しいというか、ゲーム台詞だけだとどんな子なのか想像しにくい。というか、「なぜこんな性格なのか」を解釈しにくい。刀剣男士のほとんどは前の主や自分の来歴・逸話の影響で性格が決まっているので、大倶利伽羅だけなぜこんなに無口でツンツンしているのか(同じ主の影響を受けている光忠や貞ちゃんは社交的なのに)っていうのは審神者の数だけ答えがあって…あって…あるんですよ(語彙力)。

ミュでは「人と慣れ合いすぎると情が生まれてしまい守るものも守れない」が彼の哲学だと知ることができてすごく納得したけど、ステの大倶利伽羅くんは「戦ってる伊達政宗が好きで、その野望を叶えるというただそれだけのために在りたかった」という背景であの性格、という演出…ちょっと…すごすぎる…

 

刀剣男士は人の形をしていても根っこのところは日本刀である、というのが私の考察のベースにあるので、大倶利伽羅伊達政宗に対して吐く「あんたの道具であるだけでよかったんだ」って台詞はなんて強烈なI love you なんだ…と思った。この台詞を大倶利伽羅に言わせた脚本家の腕に唸る…!!

 

伊達組の中で特に伊達政宗の影響を色濃く受けているのは燭台切光忠と太鼓鐘貞宗、というのは全審神者の共通認識だったと思うのですが(衣装とか台詞的に)、今回明確に「実は戦国武将としての伊達政宗に一番影響を受けているは大倶利伽羅」と描かれたの、すごいなと思った。

 

 

 

 

ミュでもステでもアニメでも、「前の主のために歴史を変えたい」と思ってしまう子がいる、というのは今までにもよく使われた手法なんだけど、まさか今回その役回りを大倶利伽羅にさせるとは…!!難しかったと思うけど、なるほどと思わせるストーリー展開でおもしろかった。

 

最初は全然馴れ合わなかった伽羅ちゃんが、最後には光忠のラーメンを「食べる」という(聞いたくせにめっちゃ驚く光忠たちのかわいいことw)シーンとか、貞ちゃんが麺をぶちまけて「それ落としただろ」とかなんとか言ってるシーンとかめっちゃ楽しかった!!ゲーム内ではツン一直線の彼だけど、こうやって1%くらいのデレを見れるのはメディアミックスのいいところだ。大倶利伽羅にはこれからもデレ度1%くらいを貫いてほしい(あんまりデレてるとそれはそれでなんか違う気がしちゃう)

なんにせよ、光忠と貞ちゃんの前では素の部分が出せる大倶利伽羅ってかわいいな…。あとラーメンのくだり見て、貞ちゃんのことはちょっと雑に扱ってるっていうか、男兄弟みたいでかわいいと思った!春の連番〜〜〜!!

 

 

 

初見で「よくこんな子見つけてきたな」ってマジで思ったひがしくん。刀剣乱舞って実際2.5次元化のハードルが一番高いの燭台切だったと思うんですよ。三日月とはまた違う、「マジのイケメン」+「いい声」+「高身長」というものすごいスペックを必要とするキャラクターだからさ…光忠のルックスがいまいちだったらみんな悲しかったと思うんですよね。そんな中、最初にキャスト発表&ビジュアル発表されたとき、「うそでしょ!?!?!?!?!?!?」って思った。こんな子この世におったんかい!?っていう…。オーディションで選ばれたのか指名だったのかは知らないけど、なんか…キャスティングの条件がハマったことに感謝した…世界に感謝……。

前回の刀ステでは光忠が動くたびしゃべるたびに「光忠……!!!!!」と思って泣いた。だってあまりにも光忠が…光忠で…!!光忠って現実にいたらこんなかんじなのかあ…ってめちゃめちゃ思った。2.5次元は麻薬。こういう”運命のハマり役”がたまに存在していて、そういうのに出会うと脳が溶ける。

 

今回は伊達組メインの話なので、光忠の出番が増えてて嬉しかった〜!!伽羅ちゃんや小夜に優しく接する光忠、すてきね。最初の畑のシーンで貞ちゃん抱いてぐるぐる回るシーンや、「ズッキーニくん」に話しかけるシーン、貞ちゃんの歌につっこむシーン、光忠クッキングとかいうマジキチシーンなどなど、小ネタ集全部好きだった。光忠は実直ないい子ですよね。

 

殺陣がうまくなったなあ〜!と親戚のおばさんのような目でみてしまった。前のステ見てたとき、長い手足をもてあましている…!?って感じた瞬間があったんだけど、今回の見て、うまくなってる〜〜!!って感じました。。太刀は長いし、これを振り回すの相当大変だよなって思うんだけど、めちゃめちゃかっこよかったよ!!圧倒的に派手で華やかな太刀捌きがすてきだった。恵まれた体格を持つ人の特権ですね。

 

伊達政宗と対峙するシーンで、眼帯を見て俺と一緒だな!って言われて「奇遇だね」の一言で返す光忠、かっこよすぎた。山ほど言いたいことはあっただろうに呑み込んで物腰柔らかな姿勢を崩さない彼はまじでプロ…

 

最後、伊達政宗の臨終のシーンで、仲間の名前を一人ずつ読んで「僕たちの主は…かっこいいよ…!!」っていうシーン、すごくよかった。彼は本当によく「格好いい」という言葉を使うので、最後の山場のシーンでこの言葉を言わせるのはすごく意味のあることなのだ。格好いいというのは服装や髪を整えることだけを指すんじゃなくて、「人を褒めたり称えたりするときの言葉」なんだなと思った。伊達男の真髄だね。全員の名前を呼ぶというのも彼の優しさや誰にでも分け隔てなく接する懐の深さみたいなのがよく表れていて好きだった。

 

ひがしくん、ポテンシャルが圧倒的に芸能人すぎて、どこまで羽ばたいていくのか本当にどきどきする…!いまの刀剣男士から斎藤工城田優のようになる子がいるとしたら今のとこひがしくんが最有力かなって勝手におもっている。もう少し燭台切をやっているひがしくんが見たいけど、手が届かないほど遠くにいってほしい気持ちもある…てかまだ22歳ってまじかよ〜〜〜!!!

 

最後の挨拶のときに「(ライブビューイングを見ている)お母さん!」って笑顔で言ってるひがしくんに打ちのめされてしまった。「この子を生んだひとがいるのか…!!」という事実のやばさにおそれおののいた…(伝われ)。お母さん、こんなすてきな息子さんの人生を消費してしまってごめんなさい…でも、生んでくれてありがとうございます……って気持ち。(天海祐希さんが宝塚を受験しに来たとき、面接官が「お母さん、この子を生んでくれてありがとうございます」と思ったという逸話があるけど、同じ気持ちを今私はひがしくんのおかあさんに対して抱いている)

ひがしくん見るからにチャラそ〜〜〜って思ってたんだけど(ほんとのとこは知らないw)、おかあさん!なんてキラキラした顔で呼びかけられる人だなんて聞いてなーーい!!いい息子かよ…。

 

 

 

 

 

 

 

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貞ちゃんって喋り方が特徴的だと思うんですけど、よく捉えてたな〜〜〜。ちっこいけど伊達男な貞ちゃん。服装が華やかでよかったな。

「敵襲にいち早く気づく貞ちゃんと小夜」っていうシーンが猛烈に好き!!短刀だけ先に気づくのめっちゃアツいよ…。「小夜、気づいたか?」って話しかける貞ちゃんにも萌える。本丸の中で粟田口じゃない短刀って数えるほどしかいなくて、中でも貞ちゃんはいつも伊達組のお兄さんたちとつるんでるイメージが強いから、短刀仲間と何かを共有してる貞ちゃんというのが描かれていて嬉しかった。

 

あと、歌仙のこと「之の字(ののじ)」って呼ぶのめっちゃよくない!?自己流のあだ名をつけるのがみっちゃん貞ちゃんの趣味なんだろうか。いまみてる大河ドラマ『おんな城主直虎』でも主人公が直之くんのことを「之の字(ゆきのじ)」って勝手にあだ名つけてるんだけど、なんだかそのことを思い出した(絶対同じこと思ったひといる!!)

 

あと何かのシーンで(真剣必殺かな?)衣装がひらりとはだけて背中が全部見えるシーンがあってドキドキしてしまった。

 

 

 

 

 

健人くん、顔全然鶴丸じゃないのに、喋り方がすんごい鶴丸だった。あのひょうひょうとした台詞回しが鶴丸の真骨頂だぜ…!!そめさまの美形鶴丸が好きだったけど、健人くんのあの体躯の細さ、めっちゃ鶴丸…。

 

「刀剣男士が敵側に堕ちることがある」という描写(まあ自発的にというより、戦術の延長線上で、ってかんじではあったんだけど)には驚いたけど、その役回りを引き受けるのが鶴丸っていうのがまた…!!私は鶴丸国長の、「全員と仲良いけど、誰とも特別ではない」というそこはかとない孤独性が好きで好きで、大倶利伽羅がどうしても政宗公(闇落ちver)に刀を振るえない…ってなったときに「ダメだぜ、伽羅坊」って出てくる鶴丸にしびれた。彼はやんちゃでいたずらっこですけど、実は誰よりも年上のお兄さんでもあって、普段は伽羅ちゃんに塩対応されてるけど、こういうとき彼を叱るでも責めるでもなくこういう手段で守れる鶴丸の大人力(?)超いいな〜〜って思った。黒衣装verの鶴丸が公式で拝めるとは!!

 

「予想外だったか?ガラ空きだぜ!」と「紅白に染まった俺を見たんだ…あとは死んでもめでたいだろう!」って鶴丸のセリフが好きすぎるので、見れて本当に嬉しい〜。伊達組4人で真剣必殺4連続のシーンはほんとぞくぞくした。今回のメインは伊達組なんだよ!!!!!っていう。このシーン見ながらマジで思ったのは、仙台公演しなよ…ということですかね……

 

 

 

 

このツイート今でも覚えてるもんなあ…

 

 

 

 

 

 

「役者としての初めての仕事が刀ステ」という逸材の納谷くんですが、刀ステメンバーの中で誰がどう見てもダントツで一番殺陣が上手い。体幹がしっかりしているし、足がピンと伸びているし、こういうのって素人が見てもわかるんだな、って思う。

 

 

 

キャリアも浅いまま小夜ちゃん役を掴んだなやたけるくん、シンデレラボーイだなって思ってたけど、どっちかというとずっと役者になりたくてなれなくてもがいていた、ってブログに書いてて、そうだったんだ…って思った。

それにしてもなやくんが小夜役を射止めたの本当運命だなって思う。体格、顔立ち、運動神経など様々な条件がはまったなやくんが、さらに小夜を体現するためにめちゃくちゃ研究してるのが見てて伝わってきた。とんちゃんの燭台切のような「運命のハマり役」とはまた違う、「ここまで寄せられる素材を持っていた上で、役者がめちゃくちゃ努力したことによる当たり役」というのもあるんだなあ…という気持ち。

 

小夜ちゃんが自分の中の復讐心と向き合う、というのが一つの大きなテーマになっていて、前回より小夜ちゃんの弱い部分というかみんなの弟感というか、そういうところが深まっててへえ〜〜〜って思った。光忠が「この姿になれて嬉しいのは料理ができることと頭をなでてあげられること」と小夜ちゃんにいう台詞、ゲームのときからすごく好きなんですけど、それが見れて嬉しかったな。

 

小夜ってちっこいし三兄弟の末っ子だしどうしても可愛い存在として認識したくなるんですけど、ここまで小夜の”復讐にとらわれている”部分に焦点をあてたのは初めてだよね〜。

 

小夜ちゃんの新たな一面である「歌仙には雑」って部分がふんだんに見れて面白かった!!これゲーム回想でも「細川組ってこんな感じなんだ!?www」って思ったんだけど、二振りのやりとりめっちゃおもしろかった。「僕はお小夜の兄でもあり父でもある…」「ちがいます」とか、小夜ちゃん笑いをわかってるw

小夜ちゃんがあんな積極的に大倶利伽羅に話しかけるのも新鮮だった。思ってたよりしゃべる子みたいだ。

 

最後に小夜ちゃんが歯を見せて笑うシーン、ライビュ会場でも悲鳴が起きてたけど、ほんともう!!!ほんともう!!!!!ってかんじ!笑 なやくんがそもそも可愛いってのもあるけど、普段笑わない子の笑顔はズルイよ…。

あと、最後の挨拶のときアンサンブルのひとが笑わせて、後ろでなやくんが顔を覆って笑ってるのが写って、ここでもライビュ会場では悲鳴が起きていた…。

 

あと、登場はしないけどセリフの中で江雪と宗三が小夜の看病をしていたり極修行を見送ったりしてる演出よかった…!左文字三兄弟が仲良くしてるのほっこりする。また3人でいるところが見たいね!!

 

 

 

 

 

↑このツイートがTLに流れてきたときマジかよって思ったのを今でも覚えている。似すぎ!!!!!さすがに本物はここまでではなかったけど、まあなんというか、スゲー歌仙だった。戦闘着のときより内番着のほうが似てた。すげ〜〜〜よまじで…。

 

 

はい。

 

そんな異様に似てる歌仙ちゃんですけど、そもそも私は「このメンバーでクレジット順のラストが歌仙」ってとこからバクモエだった…!!前の刀ステのサプライズ発表で新公演の出演者(つまり今回の)を一人ずつ写していく流れで、最後に歌仙がきたときにつ、ついにきたー!!ってかんじだったんですよ。歌仙クラスタの人がどれだけ深い愛で彼のことを好きか知っていたし、ほんとにおめでとう…!!って感じだった。

 

歌仙の矜持の高さや、人見知りだけどべらべらしゃべる性格(かわいい)や、物怖じしない屈強なところなどなど、歌仙の好きなとこいっぱいつまってた。ひらひらした衣装がとってもすてき!!内側の花柄模様が見えるたびに、雅だな〜って思ってた。歌仙といえばインナーなので(?)、真剣必殺がなかったのは残念!!あと今回初めて知ったんだけど、歌仙の二人称「貴殿」なんだね。いいねいいね。

 

小夜のこと「お小夜」って呼ぶのもかわいい。あの小夜ちゃんが歌仙にだけ遠慮なく接してるのもすごいよかった。この二人本当に細川の家にいたときから仲よかったんだろうな。なんなら小夜ちゃん、本当のお兄ちゃんより歌仙に素をさらけ出してそうでいい。

あと「遠足のしおり」を持ってる歌仙超かわいかった!歌仙のこういうところが好き!!うしろにちゃんと「歌仙兼定」って名前書いてるとこまでいとおしすぎる…まじめないい子かよ…

 

細川忠興と対峙するとこは名場面だったな…。一番最初に見た刀ミュの「おぬし強いな」「前の主が強くてなぁ!」のシーンを思い出した。刀剣男士が元の主と対峙するの場面は本当にいつもうまいこと作られている…。

結局歌仙の風流を愛しているところも、そのわりに強暴なところも全部忠興さまゆずりなわけで、だけど歌仙ってわりと自分と忠興を同化せずに客観視してるんだなってのも改めて気づいたかなあ。刀剣男士の中には、前の主LOVEな子もいれば、そんなにな子もいるけど、きっとみんな歌仙のように「嫌いにはなれない」って気持ちが根本にあるんじゃないかなと思った。

 

「自慢の刀じゃ!」って言われたあとの歌仙の顔よ…!!あんなこと言われたらもう、日本刀としての自分の刃生まるごと肯定されたようなもので、付喪神である彼にとってどれほど嬉しい言葉だっただろう。よかったねほんと…。

 

 

 

最後の光忠ラーメンのシーンで伽羅ちゃんにお酒を差し出す歌仙かわいすぎたよね…。あの伽羅ちゃんに「素直じゃないな」とか冗談言わせる歌仙よ…おいしいキャラしてるよきみは……。

 

 

 

 

 

 

なにはともあれカンパニーのみなさま本当におつかれさまでした!!生で見たかったなー。千秋楽、地方公演だし平日だしまあ取れるだろって思ってたけど全然取れなかったよ…とうらぶってもしかして結構人気あるんじゃ…!?福岡サンパレスってジャニーズとかもやってる箱だからね…!?

 

カテコ挨拶で「これからも舞台刀剣乱舞をよろしくお願いします!」ってひろちか様がおっしゃってたけど、一番最初の刀ステでは「もしかしてだけど続編あるといいな〜」くらいのテンションだったことを思うと、刀ステ本当大きくなったんだな…って思った。客観的なことはわかんないけど、もっともっと大きいコンテンツになってほしい…!!そしてもっと大きな箱でやってチケットがみんなに行き渡るようになるといいな♡(切実)

 

それに、まだまだ2.5次元化してないキャラクターはたくさんいるし、もっともっと立体化した刀剣男士たちを見たいよ〜〜〜!現実的にいってそろそろ来派でミュかステをやるべきだし(※個人の意見です)、太郎次郎も見たいし、源氏兄弟も見たいし、三名槍も見たいよ〜〜〜!あっでも天下五剣が揃ったら天下五剣で一つ舞台作って欲しいし、妄想はつきない…

 

 

つまり私が言いたいのは、黒田ミュ待ってま〜〜〜〜〜す!!!ってことですね!よろしくっす!日本号めちゃめちゃかっこいい俳優じゃないと暴れるからな!!!!!

 

 

はぁ〜〜〜刀ステ楽しかった!!刀剣乱舞は最高!!!ありがとうございましたー!!

 

 

 

 

 

 

実写版『美女と野獣』が最高すぎてもうこの世に思い残すことはない

実写版『美女と野獣』、みなさまご覧になりましたか?私は4回観ました(字幕2回吹替2回)。

ほんとすさまじすぎてもはや語る言葉も出てこないんですけど何か記録に残しておきたいので書きます!ほんとによかった、最高。この映画が生まれる時代に生まれてよかったなぁ!!!生きててよかった……!!

 

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公開初日に映画観に行くなんてほんと久しぶりだった!!そしてこのツイートをした2時間半後……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほんとうに、死ぬかと思うほど泣きました。

こんなに泣く!?wって自分でも引くくらい大号泣したんですけど、観終わったあとまわりのお客さんたちも「やばい…爆泣き」「ちょっと顔見ないで!!化粧全部とれたから」ってわいのわいの言ってて、よかったみんなそうだよね…!!って内心で思ってた。それにしても本当に…Evermore(ひそかな夢)あたりから涙腺ぶっ壊れてずっとわんわん泣いてた。すごいものを観てしまった。私はいったい何を観たんだ!?ってかんじで、大混乱で、初見がやっぱ一番感動したし一番泣いたんだけど、その日はうまく言葉も出てこなくてただただ噛み締めて家に帰ってからも思い出し泣きして情緒が死んだ。しんどい。

 

 

 

 

山ほど言いたいことがあって、キャスティングも衣装もセットも音楽も脚本も何もかも本当にすごくて、これが世界最高峰のエンターテイメントじゃあ!!!ってばしーんと殴られた感じで、全部本当にやばかったんだけど、その日は「すごすぎて言葉が出てこない」とガチで思うほど胸がいっぱいで嬉しくて切なくて致死量くらい泣いた。生きててよかった。ディズニーを好きでよかった。

 

そのあと、ようやく昂ぶっていた神経も落ち着き、何回か観て、他の人の感想や公式の情報も追っかける余裕ができて(初見のあと、公式Twitterの情報を見るだけでひとりでに涙が出てしまう異常体質になっていたのでしばらく見れなかったw)、ようやく言語化できそうです。本当に最高の映画〜〜〜!!興行収入どうなるかな。めちゃめちゃ売れてくれ!!!

 

 

 ▽キャスティングがハンパない

 

もうまずはこれに尽きる。主演をエマ・ワトソンにできた時点で8割方この映画が成功する運命は決まってしまったのではないだろうか。そのくらい、一世一代のハマり役とはこのことで、世界中の誰がキャスティングディレクターだったとしてもきっと彼女を選んだだろうと思わせる最高のベルだった。もう、毎秒美しいし、意思の強さと聡明さに超説得力あるし、「ハーマイオニーだった少女が成長してベルになる」ってとこからしてメタ的にもストーリー性ありすぎ!!映画史を代表する2大”聡明な女の子”ですよね。それを実際にブラウン大学卒で国連でスピーチもしたような知的な女優エマがやるってところがまたすてき。本当に当たり役だよなあ…(余談ですがエマは実写版シンデレラのオファーは断っていたらしくて、彼女がもしシンデレラをやっていたらベルは違う女優がやってたかもしれないと思うとまた運命的なものを感じる。エマは絶対にシンデレラというよりはベル!!)

 

 

この黄色のドレスと赤い薔薇がね、美女と野獣モチーフですよね〜。きゅん。

 

 

 

 

 

 

 

オリジナルアニメーション版のときからベルは「本を読むのが好きな美しい娘」「でもみんなから変わり者だと思われている」キャラクターで、まさにエマ・ワトソンそのものではないですか!?(エマが変わり者という意味ではなく、保守的な女性像ではないよねという意味)そしてアニメーション版と同じ、青のワンピース姿も黄色のドレス姿も本当に似合う……。

 

 

あと私が個人的にめっちゃ好きだったのが、ガストン役ルーク・エヴァンズ様ですね!!愛称ルクエバさん(今回の美女と野獣で初めて知ったんだけど、洋画沼のみなさんが熱心に語ってくれたので名前覚えた。お、男前すぎる〜〜〜!!!)

 

 

 

 

顔面偏差値53万というパワーワード…。

でもでも、たしかにルクエバさんが男前すぎて、最初の方のシーンずっと「ガストン、村の人間は心が狭いってわかってるし、顔がかわいいだけの女の子にはなびかず『聡明な君が好きだ』ってベルの中身を好きだと口説いてるし、まあまあいいやつじゃん……?」って思いながら観てた。イケメンって怖い!!!

 

 

 

 

美声で歌もうまいし、背丈もがっちりしてるし、何よりあのドリーミィでハンサムなお顔!!!そしてだんだんまじの悪役になっていくとこ !!超よかった。

 

ル・フゥ役ジョシュ・ギャッドさんがアナ雪オラフの声優だったり、あとほとんど物バージョンでしか登場しなかった人たちがめちゃめちゃ大物起用しまくってたりで、最高〜〜〜に華やかだった!!!!!!スクリーンがキラキラしてた。

 

 

マダム・ド・ガルドローブやプリュメットに非白人のキャストを起用してるのもよかったですね。それにしてもマダム・ド・ガルドローブの方は歌うますぎるしプリュメット役の方はセクシーでキュートだしでときめきまくり。。

 

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キャストインタビュー!!ハーマイオニーとの共通点を聞かれていたり、「ベルは野獣相手にも必ず話し合おうとする」と言ってて、さすがエマ!マダム・ド・ガルドローブ役オードラ・マクドナルドさんが「ブロードウェイのレジェンド」と紹介されている…そうなんだ!だよねだよね〜。

ほかにも美女と野獣キャストの裏話とかインタビューとかの動画、山ほどYoutubeにupされてるから、もっともっと観たいよーーう!

 

 

ガストンの中の人とル・フゥの中の人がまじで仲が良くて、しかも役と逆で、ル・フゥの中の人のほうが主導権握ってる感じでめっちゃカワイイ。笑

 

 

 

 

キャスト陣、めちゃめちゃ楽しそう。いいねーー!!

 

 

 ▽吹替キャストもハンパない

 

洋画吹替キャスト論争は長いこと血で血を洗う争いが繰り広げられていますが、今回のキャスト発表は久々に沸いたんじゃない!?まさかここまで本気出してくれるとは思わなかったよ、ディズニースタジオジャパン!!オーディションしたのかなあ…。「このメンバーで美女と野獣のミュージカルできるほど」というコメントに納得!!

 

個人的に好きだったのは成河さんかなあ…。帝劇『エリザベート』のルキーニ役を観て「誰!?うますぎる!!!!」と思ったのがついこないだのことなので、キャスティングされてるのめっちゃ嬉しかったし、ルキーニのあの感じからして絶対ルミエールはハマり役だわと思ってたけど、マジでうまかった!!!成河さんのBe Our Guestを聴きたいがために吹替も2回観たといっても過言ではない。

 

 

 

 

 

 

 

ガジェット通信のこのインタビュー、めっちゃよかった!!

 

 

あの軽妙でおちゃめでキザでレディーファーストなかんじがほんとにうまかった。

それにしてもルキーニをやった人たちは野獣になりルミエールになりマウイ(モアナと伝説の海)になり…ミュージカル好きにとってはほんとに楽しい配役が続きましたね!!個人的には育三郎くんはルキーニにしてはプリンス感がありすぎると思っていたので、彼が野獣(つまり王子様)にキャスティングされ、狂言回しのルキーニがドンズバで上手かった成河さんがルミエールになり、謎のうさんくささ(褒めてる)でキラキラしてた尾上松也さんがマウイだったのは私的最高of最高なキャスティングだった。いえーい!!

 

あと、最初の配役発表で、濱田めぐみさんがマダム・ド・ガルドローブと聞いて、「えっポット夫人じゃないんだ!!」って思ったんだけど(ガルドローブはアニメーション版でそんなに重要な役じゃなかったから、濱田さん当てるのもったいないなと思ったのだ)、実際に観てみてとっても納得。マダム・ド・ガルドローブはオペラ歌手の役だから格別に歌がうますぎる濱田さんがぴったりだし、ポット夫人は歌はもちろんうまいんだけど”母性”を感じる声質や話し方が岩崎宏美さんでほんとによかった。すてきすぎ!!最後のBeauty and the Beastのテーマ、濱田さんと岩崎さんのデュエットなんだけど、こんな贅沢なデュエットあるかよーーーっって思った。泣く!!!

 

 

レジェンドの共演だぜ……。

岩崎宏美さん、ほんっとにすてきだった。歌うようなセリフまわし、優しく柔らかい声、でも野獣を唯一たしなめることのできる母のような強さもあり、あーーーキャスティングしてくれた人ありがとーーーう!!!

 

それにしても、濱田めぐみさんが劇団四季時代に美女と野獣のベルでデビューしたって初めて知ったんですけど、いきなり主役でデビューなんてそんなことあるんですか!?ヤバすぎるね……。

 

そして劇団四季美女と野獣キャストでガストンをやっていた吉原光夫さんが本作でもガストン声優にキャスティングってすごくない!?粋というかなんというか…。劇団四季時代から当たり役として有名だったとのことで、ほんとになんというか…ドリームキャストだね……。

 

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このブログに、光夫ガストンが観れることがどれだけすごいことか!!!って力説してあってドキドキした。生きているといろんな方向から思いもよらないハピネスがわいてくるよね〜〜。このキャスティングはエモすぎ…。

 

昔からの光夫さんのファンが「ハマり役だった」「光夫ガストン見るために必死に福岡遠征してた」「最高だった」と口々に言い、ご本人もニコ生で「大好きな役だった」「多分評判良かった」「『光夫ガストン?ま、大丈夫だろ♪』ってまさかの浅利先生ノーチェックでデビューした」って言ってた伝説のガストン。カツラかぶると2m超えてたというガストン。後からファンになった私はどんなに望んでも見ることは出来ないと歯ぎしりして諦めてたガストン。その光夫ガストンがまさかの超大作吹き替え版キャストとして蘇るなんて、こんなに幸せなサプライズがある?!

 

あと吹替キャストのこの映像ほんとにいい!!!センスある!!!楽しい!!!夢みたいな映像!!!こういうのが観たいんだよ私は!!!ほんと、何回も観た……涙

 

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超いい。参加してるみんながみんな、「この作品に参加することができて幸せ!」って思ってるのが伝わってくる。ハピネス…。

 

他の人もほんとにミュージカル界のスーパースターが勢揃いだそうで、私はあんまり詳しくないのでミュージカルファンの人の解説をありがたく読ませていただきました。すごいな〜。

 

みなさんそれぞれ超うまかったんだけど、藤井隆さんがマジですごかった。ル・フゥそのもの!!!!!違和感ゼロ。ほんとにジョシュ・ギャッドの口からそのまま出てるのかと思った。当たり役すぎ!!!ここに藤井隆さんキャスティングした人、センスありすぎる!!

 

 

 

こういう奇跡みたいな吹替キャストの共演、ほんっとによかったなーー。

 

個人的には、昆さんの声はベルにしてはちょっと甘めだったかな?と思ったり(意思の強そうな声のほうが合ってたかなと思わなくもない。ヒロイン感は超出ててよかったけど)、育三郎ほんとに起用してるのか!?ってくらいずっと野獣エフェクトかかってんのがおもしろかったりもしたけど、吹替キャストはもう、文句なしにパーフェクトと言えるでしょう!!!こういう夢みたいな吹替キャスティングがまた見たいものだ。ディズニーは吹替キャストいつも結構ワクワクさせてくれるけど、今回のガチ感すごかったです。感謝……。

 

 

 ▽脚本のアップグレードがヤバい

 

これはなんていうかもう、ディズニーオタクとして生きてきた半生を丸ごと肯定された的な悦びがあってですね……。アニメーション版『美女と野獣』なんて当たり前に好きで、映画も何回も観てるし、パークで見るとかグッズで見るとかで多分人生で何百回も目にしてきたあの『美女と野獣』が、いやそのままなんだけど、そのままなんだけど、でも、ものすごく昇華されてて、ほんと〜〜〜にすごかった。誰だあの脚本書いた人!!!!!すごすぎる。ああいう古典的名作って、設定もある程度フォーマット化されてしまうほど世の中の人に染み付いてしまっているくらいなのに、ダメなほうに変えられてるなんてことはまったくなく、むしろ原作ほとんどそのままなのに、時代背景や最新技術に合わせてアップグレードされて、原作で空白になっていた部分が作品を深くするために補強されていて、「こういうリメイクが観たかったのーーー!!!!!」って心から叫んだ。これからなんらかのアニメや漫画を実写映画化するひとたちにはお手本教材として観て欲しいくらいだ。

 

 

ほんまそれすぎて1億ふぁぼしたい。

いくつか原作と変わっていた設定があったけど、「ベルの住む村の住人は元々お城に出入りしていた人」というシナリオ、すごくない?元々そうじゃなかったよね??(たぶん…)ポット夫人の夫やコグスワースの妻と再会するシーン、超よかった。どおりでアンサンブルの中でも最初からめだってた人たちだった!!これはやられた〜〜〜!!!

野獣に魔法をかけた魔女も、村の中に未亡人としてまぎれて住んでいたという設定、すごすぎる。なんていうか…すべてのことに必然性があるかんじ、ほんとすごい。魔女バージョンのときは光り輝く美しさで、アガットバージョンのときはみずぼらしい未亡人にちゃんと見えるのすごい。フードをゆっくり脱いで豊かな金髪が溢れ出てくる仕草がめっちゃ好き!

 

 

 

あと、野獣とベルの幼少期についての描写が深くなってたこともよかった。あのシーンによって、二人に共通することは「孤独」なんだなというのがとてもわかったし、居場所のない二人がお互いに惹かれ合う理由がより深まってた気がする。

 

 

 

 

いや高尚すぎない???笑

ベルが全然ガストン(顔面はルーク・エヴァンズ)になびかなかったのもわかるわ。教養のある男が好きなんだね……。笑

 

美女と野獣』について、”結局男は地位で女は顔ってことじゃん!”と指摘する人の気持ちはわからなくもないんですが、私は『美女と野獣』の一番意義深いこととして、ディズニープリンセス史上初の「初対面で王子様のことを好きにならない(むしろめっちゃ嫌い)」なヒロインであり、一方の野獣も最初はベルのことを”泥棒の娘”呼ばわりで全然好きじゃなくて、「お互いにだんだん好きになっていく描写がある」という点だと思うので、その部分が深掘りされて、互いの孤独に寄り添える存在になったこと、読書という共通の趣味があったことがより丁寧に描写されているのがすごく好きでした。

それにしてもあの図書館のシーンは本当にすてき〜〜〜!!本に囲まれたあの部屋、ほんとに憧れる。ベルのめちゃめちゃ嬉しそうな顔がたまらないし、野獣のすねたようにジョークを言ってみせる初めてのデレ、本当にカワイイ。あそこから『愛の芽生え』につながるの、ほんとるんるんな気持ちになれるよね!!!

 

ベルはパリ出身である、という追加設定、いろんな解釈があると思うんですけど、ベルは「ここではないどこかに行きたい」とずっと思っていて、父親からパリにいた母の話を聞かされていたので、「村ではない広い世界」が「パリ」だったのかなあと思った。ところが実際パリに行ってみると、狭くて暗くて、パリにさえ行ければ抜け出せると思ってたけど違うと気づいた…とまでいうのは考えすぎ?

野獣がパリの観光地をいっぱい知ってるナチュラルボーンおぼっちゃまなの、個人的にめっちゃ可愛いと思った。いいね!!!育ちが!!!

 

あと野獣の生い立ちついて深掘りされて、家臣たちが「小さな時からお使えしていました」と話すシーン、個人的にすごく好き。使用人の矜持を感じるシーンが好きで(黒執事の使用人回とかめっちゃ好き)、この人たちは自分の仕事が好きで誇りを持っていて、だからずっとお城の中にいて希望を捨てずにいたんだなあ…と思ってめっちゃ泣いた。

 

 

 

魔法が間に合わなくて家臣たちが次々に固まってしまうシーン、死ぬほど泣いたんだけど、最初にプリュメットがルミエールの腕の中で固まってしまって(ルミエールの気持ちたるや!!)、そのあとガルドローブが固まるのを旦那さんが見て、彼のピアノの音が途切れ、わんちゃんもパタリと倒れ、そのあと息子を探し回りながらポット夫人が喋らなくなって、上から飛び出してきたチップが割れないようにコートかけがそっとキャッチしてそのまま彼も固まって……仲間たちが次々に物質になっていくのをコグスワースとルミエールが最後まで見ていて、コグスワースのほうが先に固まって「友よ 君と働けて光栄だった」と言って、もう喋らなくなったコグスワースに「私もだよ コグスワース」と言って最後に固まるルミエール、という流れ……。わんわん泣いた。こんな仕打ちってある!?と思った(結末知ってるのに!!!笑)これ、吹替では「君と”戦えて”光栄だった」になってたんだけど、原文はどっちなんだろう?個人的には”働けて”のほうが断然好きだ。コグスワースってずっとルミエールにお小言を言ってる真面目キャラなんだけど、そんな彼がルミエールのことを本当は一番信頼していて、「友」と呼べる間柄で、すっと二人で諦めずに働いてきた日々のことを思って号泣した。いい家臣たちだよ〜〜〜。ほんとに全員魅力的なキャラクター!!だから、息を吹きかえして、それぞれ人の姿になってぽんぽん現れるシーンの華やかさ、素晴らしかった。あのシーンは本当にずっと好き!!!よかった〜〜〜!!と思ってまたしても涙。あんなに幸福感に満ちたシーンはそうそうない!!!人に戻った野獣がルミエールに「友よ」と話しかけるせりふも好きだし(あの野獣が!家臣を友と呼べるなんて!!!)、プリュメットがベルに「命の恩人です」と言うのもよかった。プリュメットってアニメーション版でそこまでキャラついてなかったから、そのセリフを彼女が言ったおかげで主要キャラ感がぐっと増した気がする。そして最後に人間の子ども姿になったチップが「ベル!僕だよ!チップだよ!!」って抱きつくシーンの可愛さよ…!!そしてまた泣く。

 

 

 ▽音楽がマジですごい

 

ディズニー音楽の巨匠、アラン・メンケン氏のすさまじさよ……!!!いや、もともとのアニメーション版の音楽も全部全部全部名曲なのに(普通に全部歌える)、さらに今作のためにその上をいく3曲を描き下ろしていらっしゃるヤバさ。すごすぎる!!中でも私はEvermore(邦題:ひそかな夢)が死ぬほど好きで、毎回この曲が流れるたびに爆泣き。1回目鑑賞はEvermoreあたりからずっと泣いてた。すごい曲が爆誕してしまっている……!!私はキャストも曲も一切予習せずに観に行ったんですけど、本当によかったと思っている。物語の起承転結の転の部分である、野獣がベルを村に帰すシーンでさ…。こんなすごい歌が流れるなんてさ………。そのとき実はわたし、座席チョイスミス(前の方しか空いてなかったという痛恨のミス)による目の疲れをまあまあ感じ始めていたんですけど、Evermore流れたシーンで最大の爆泣きして、眼球めちゃめちゃ潤った。ありがとうEvermore!!!いやそういうの抜きにしても、サントラ全曲の中でダントツで一番好き。本当にすごい曲!!

 

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この曲のおかげで美女と野獣の「運命の大恋愛」感が35億倍になっているわけだけど、私が特に思い入れがある理由として、この歌をベルは聴いていなくて、観客だけが野獣の切実な恋心を知るということ。 せつねえ……!!!こんな歌を歌ってくれる男の子、そうそういない。

”Wasting in my lonely tower, Waiting in an open door. ”という歌詞がもうやばい。毎回ここで死ぬほど泣く。訳すると「孤独な塔で衰えながら 開いたドアのそばで待ちながら」なんですけど、こんなにも切なくて痛ましい情景が思い浮かぶ歌詞があるだろうか。ちゃんと韻を踏んでいながら、この圧倒的な喪失感、野獣がこの先の自分の人生をすべて捨ててベルの幸福を願ったこと、少しでも最後までベルの姿を見ていたくてたった独りで塔を登り続けて、愛しく思う人を遠くから眺める姿……全部全部胸が張り裂けそうだった。まぎれもなく愛だ。このあと、”And as the long, long nights begin”という歌詞が続くのも悲しい。「明けない夜が”始まる”」んですよ。「明けない夜が”来る”」んじゃないのだ。始まるのだ。彼はたった一つの、自分とお城の魔法が溶けるかもしれない希望を自分の意思で手放したわけで、呪いが解けることはもうないのである。今までも暗い日々だったかもしれないけど、呪いがと解ける日はいつか来るという希望があって、でも、このシーンの時点で、その希望はすべて失われた。だから”始まる”なんだよね。怖いよな…でも野獣はベルのためにそうする道を選んだわけで、つまり愛なんですよ。ものすごく壮大なラブソングだと思った。

 

 

 

 

 

 

私はオタクなので何度も同じ話をします。

 

あまりにもこの歌が好きなので、エンディングでもEvermore流れたときめっちゃ嬉しかった!!そしてここでも鼻水たらしながら泣く。

ていうかエンドロール3曲はズルいよね!?あんなん絶対泣くわ!!!体感としてはエンドロール3曲で本編2時間と同じ量泣いた。だって〜〜〜!!

 

1曲目:今作の描き下ろしバラードの名曲、”How Does a Moment Last Forever”がエンドロールか〜〜そっか〜〜〜!!!いい曲〜〜〜!!って感じなのにあのキャスト1人1人をクレジット紹介するあのかんじ、キャスト陣への愛を感じずにはいられないし、エンドロールなのに画面めっちゃ華やかだし、なんなら本編未公開特別映像感あるくらいのボリューム。泣く。物に変えられちゃってた家臣たちが物バージョンと人間バージョンで出てくるのにも泣く。チップの男の子の得意げな表情可愛すぎないか!?ガストンめちゃ悪役なのに3番目に出てくることにも萌えるし(?)、ル・フゥ役ジョシュのいたずらな顔もいい感じだし、プリュメットは投げキッスがセクシーだし、アガットはきれいだし、ルミエールとコグスワースそんな大物俳優やったんかーい!ってかんじだし、最後にクレジット出てくるのがポット夫人役エマ・トンプソンさんだったことにもきゅん。ドラマでも映画でもなんでもそうなんだけど、演出がかっこいいエンドクレジット萌えの人間としてときめきが止まらないエンドロールだと思った。し!か!!も!!!1991年アニメーション版の、伝説の主題歌”Beauty and the Beast”を歌った、セリーヌ・ディオンさんが歌っている……!!なんなのその演出。なんなの!!!往年のファン泣かせにきてるやん!!!!!!100兆点だよ!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

同じ曲(Beauty and the Beast)じゃなくて新曲のほうを歌ってもらうっていうのがとてもいい。あの時代の伝説はそのままに、それでなお進化をとげたっていうのが、主題歌からもわかる。やばい!セリーヌ・ディオンさんにとってもキャリアの誇りになっているといいなあ…。長く同じ仕事をした人だからできる偉業ですよね。

 

2曲目:先述の通り、全世界の人間が知っている(と思われる)伝説の主題歌”Beauty and the Beast”もリメイク。アリアナちゃんが歌っているよ〜。この主題歌、他の曲と違って、ちょっと抽象的な歌詞なんですよね。「時を超え愛された物語」みたいな歌詞があって、メタ的というかなんというか、登場人物の誰かが誰かに歌っているのではなく、「『美女と野獣』という物語全体」のことを俯瞰した曲というかんじがする。私はアニメーション版美女と野獣が映画館で上映された当時、まだ生まれてもいないんですけど、それでも当たり前にこの物語を知っていて、ヒロインが黄色のドレスを着ること、野獣は青の服を身にまとうこと、物になった家臣たちが歌って踊ること、なんでも知ってる。歌だって全部歌える。まあ私がディズニー好きであることを差し引いても、美女と野獣のストーリーとかイメージって、ほとんどの人がなんとなく知っていることだと思うんですけど、それって本当にすごいことなのだ。26年前に作られた映画がリメイクされてこんなにヒットするということがもうすでに、「時を超え愛された物語」である証拠なので、ディズニーを好きでよかったなあ…としみじみ泣いた。

 

3曲目:Evermoreだーーーーー!!!!!!ダン・スティーブンス版じゃなくて、ジョシュ・グローバン版だけど、こっちもめっちゃいい…。声が深くていい。

 

 

エンドロールが3曲あるってかなり贅沢だと思うし、サプライズすぎて嬉しかった!!どれもエンドロールにふさわしい名曲。

でもでも、朝の”Belle”とか、酒場のシーン”Gaston”とか、家臣たちのおもてなしの”Be Our Guest”もやっぱり名曲で、ミュージカルじゃ〜〜〜!!!ってかんじで楽しすぎるので大好き。特に”Belle”のラストでアンサンブルがぴたっと止まってベルだけ歩く→一斉に動き出す、のシーンとか超好き。あのシーン、上から見たらみんなの衣装が赤か青か黄色かで統一されてるのがわかって、美術もほんとにきれいなんだよ〜。”Gaston”とかも、アンサンブルキャストみんなこのシーンの練習楽しかっただろうなとか妄想してしまってワクワク…。ミュージカルとかでも「アンサンブル全員が歌って踊る」系が大好きなので、大人数で歌って踊るシーンは何回見てもときめくのであった。

 

 

 ▽美術がスゴイ

 

CG技術すごいし、お城のシーンとか相当豪華なのでこれ背景もCGなのかな?って思ってたら、ほとんどセットみたい。すげー!!こりゃ撮影もテンションあがるわ。

 

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メイキング動画、めっちゃおもしろい!あのシーンこんなかんじで撮影したんだ〜みたいな。こうやって見るとベルってお城の中のシーンほとんど独り言演技だったのかもしれない。野獣が横にいるときは、まあダン・スティーブンスはいたけど野獣スーツ着てたわけだし。あれ相手にロマンチックな演技や泣ける演技やセンチメンタルな演技をしていたなんて、エマすごいよさすが女優だぜ…。

 

 

 

 

 

 ▽『美女と野獣』はマジで最高

 

あーーーー話はつきない。。「好き」「すごい」「やばい」しか言ってない語彙力のなさすぎる感想文だけど、とにかく最高のエンターテイメントを観せてくれてありがとう、関わったすべての人に感謝!!!という気持ち。モアナ観たときもディズニーありがとうって思ったけど、やっぱり今回も思った。こんなすごいものが生まれる時代に立ち会えてよかったなあ。

 

 

いろいろ書き足りないことはある!!それにきっとこれからも急に今まであんまり注目してこなかったシーンが気になりだしたりするだろう。でも、それでいいのだ。長く愛されるのがディズニー映画だし、何回観てもおもしろいし、何度咀嚼してもときめく。

でもやっぱり初めて観たときのインパクトのでかさたるやだったから、すべての記憶をなくしてまたゼロから『美女と野獣』を観たいな〜〜〜!!!

 

ディズニーは本当にたのしい、だいすきだ〜〜〜。生きててよかった。

ありがとう世界〜〜〜〜〜!!!!!ありがとうディズニー!!!!!!!

『モアナと伝説の海』、超超超大好き!ディズニーを好きで本当によかった!!!

『モアナと伝説の海』、みなさんご覧になりましたか?私は4回観ました(字幕吹替字幕吹替)。最初の2回なんて、字幕を観て、観終わった10分後の吹替に飛び込んで観ました。つまり最高の映画なんです、万が一まだ観ていない方は絶対に観て欲しい…!!ていうかまだ観ていないひとがいるとしたらうらやましすぎる、あの楽しさを今から味わえるなんて……。私もすべての記憶を失ってまたゼロからモアナを観たい……。特にディズニーが好きな人は本当に観て欲しい。わたしはほんとうにモアナがすきなんだ…。とにかく最高なんです、モアナ最高〜〜〜!!!

 

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自分でもなんでこんなにモアナのことが好きなのか未だに断片的にしか言語化できていないんですけど、とにかくモアナのことを好きな気持ちが昂ぶり続けているので、書きたいと思います。みんなモアナを観てくれ

 

モアナに対してどんな感想を持つかはひとによって本当に様々で、アナ雪やズートピアほど解釈が固まっていないのも面白いと思う。「ヒロインの成長物語」であるのは間違いないのですが、私が思ったのはこれはアイデンティティの物語だということです。

 

 

 

▽とにかくストーリーが超おもしろい

 

「モアナは実質マッドマックス」という感想ツイートを多々見かけましたが、はっきりいうとこれは本当です。監督が「マッドマックスに着想を得たシーンがある」と明言していらっしゃいます(観ればすぐにわかる)

 

togetter.com

 

洋画界隈の人が盛り上げてくれた感あるね。

 

 

この感想は笑った。「マッドマックス民は割となんでも『この映画はマッドマックスみがある』と言う」、たしかに…笑

 

でもマッドマックスなのは一部のシーンのみで、全体のストーリーは超王道のディズニー映画です。”海と冒険とイマジネーション”というなんじゃそりゃめちゃめちゃディズニーじゃん!!な話なのでほんとにずっと楽しくてときめいてドキドキしていられます。文脈としてはディズニープリンセスのコンテクストを踏襲しながら、今までのディズニープリンセス映画とも一線を画す物語になっていると思います。(私は、モアナは”プリンセスではない”のが今作の肝かなと思っているので、モアナはプリンセスではないと解釈しました。人によると思いますが)

 

モアナとディズニープリンセス理論についてはとっても詳しく書いている方がいらっしゃるのでこちらをご参考ください。私がモアナについて語る時も基本的にこのブログに書いてあることをベースに考えを構築しています。というかだいたい言いたいことはこの方が書いてくださっている…

 

rednotebook.blog.shinobi.jp

ところが最近のディズニーは、この「王族の娘」という意味のプリンセスを「統治者としての王族」を読み替えて「民衆を導く存在」として再定義し始めたらしいのです。(中略)

この「王族の女性」という意味の「プリンセス」から「民衆を導くものとしてのプリンセス」への読み替えを、「王族としての責任がある自分」と「ありたい自分」の間で悩むモアナが、「民衆を導く自分」を選ぶというストーリーをもってして行っているのでちょっと…頭が良すぎる……

 

これは…すごすぎる…この再定義に気づいたのすごいよぅ〜〜…

 

そう、ディズニーの初期のヒロイン(白雪姫、シンデレラ、オーロラ姫)や初期じゃないけどベルなんかは「王子様と結婚して幸せ」がエンディングというサクセスストーリーなんですが、時代を経るにつれジャスミンラプンツェル、アナとエルサのような、「元からお姫様」のヒロインが増えてきます。つまり、王子様と結婚イコール幸せ、ではない女の子たちの登場です。だんだんボーイフレンドの社会的地位も低くなっていきますよね。アラジンは盗賊だしユージーンは泥棒ですよ、もはや犯罪者っていう…w(でも私はディズニープリンスの中で一番好きなのユージーンです、だってかっこいいんだもん…笑)

今作のモアナは「村長の娘」。なのでお姫様どころか王様といったほうが近い、”当主の正統な後継者”という位置付けです。立場としてはポカホンタスといっしょですが、モアナは幼い頃から「次の村長になるのはお前だ」と両親に言われながら育ちます。モアナの父親は家父長制っぽい雰囲気の男なんですけど、モアナたちの暮らす村・モトゥヌイは女性でも当たり前に後継者になれる村として設定されています。そりゃ21世紀だもんな、でもこういうことを「普通のこと」として扱う世界観はやっぱり嬉しいよう。

「”当主の正統な後継者”が冒険に出る」…何か思い出しませんか。私は「うわあ、これ実質ライオンキングだな」と思いながら観ていました。(『♪お前の中に生きている』を思い出しました…お前こそ王となる…父も祖父もお前の中に生きている…うおお)

作中でマウイがモアナのことを「派手な服を着て動物のお友達がいりゃプリンセス」とメタ発言(ディズニープリンセスは全員動物とコミュニケーションがとれる)するのとかおもしろかったです。でも後半でマウイはモアナのことを「プリンセスじゃない女の子」というのですが、それがまたいいんだよなあ。

 

モアナとディズニープリンセス論についてはこのブログ記事もとても参考になりました。すてきな考察!

 

proxia.hateblo.jp

 

製作チームは「世界を救うヒーローに王子様とイチャイチャしている暇はない」と断言していたり、モアナのことをヒロインではなく「ヒーロー」という言葉で形容し続けていたりすることからも、モアナのことをどういう女性として描きたかったのか、どういうハッピーエンドに持っていきたかったのかがよくわかりますよね。

  

基本的に勧善懲悪(ヒロインvsヴィランの対立構造が明確)なストーリー構成が多いディズニー作品とも少し違ってきていて、それもすっごくおもしろいと思いました。アナ雪からヴィランの不在に着目していましたが(王子様が悪役という話はとても新しいと思ったし、ハンスが作中の明確なヴィランと呼べるかは微妙だなと思ったからです)私は今作にも明確なヴィランがいないと思っていて(タマトアがヴィランという記事も読んだんですが、ちょっと違う気がしています)、モアナは何かと戦っているわけではないんですよね。そして彼女が向き合っているのはずっと「私はなぜ海に選ばれたの?」という問いかけ。私がモアナを「アイデンティティの物語」だと思ったのはこれこそが作品の軸だと思ったからです。

 

モアナはどうしてだか海に選ばれて、大地の女神様テ・フィティに心を返しに行く冒険に出るのですが、どうして自分が選ばれたのかわからないまま出航します。途中、なぜ自分が選ばれたのか、自分ではなかったのではないかと挫折するシーンも。それで…(ここが私の最も好きなところなんですけど、)その答えが「航海する民族の子孫だったから」なんですよ。これすごくないですか??これは『I am Moana』という歌で、挫折して倒れかけたモアナの背中を押すかのように遠い昔の先祖にあたる村長が現れることに象徴されているように思います。それだけではありません。旅人を先祖にもつモアナは、その血が流れているからその声は私の"inside"から聞こえている、つまり、「私が望んだからここに来たんだ」に着地するのです。このシーンは本当に圧倒的!!私はI am Moanaが作中歌でいちばん好きです。”I have journeyed father.”のところ、エモすぎる……涙

『I am Moana』が物語の起承転結でいうところの転の場面の歌なので、これが物語のキーなんだなあとしみじみしました。そして実はその前からこのことは示唆されていたんです。まずはモアナが祖先の物語を初めて知る”We know the way”、この歌は「自分たちが何者であるか知っている」「自分たちの進む道はわかる」「故郷に戻る道も知っている」という歌詞になっていて、まさにモアナのテーマそのもの。そしてマウイがモアナにポリネシアの伝統航海術を教えるシーンでも、マウイは「どこから来たかがわかれば今いる場所がわかる」と説明します。「どこから来たか」=先祖の物語、「今いる場所」=自分、と置き換えるととてもしっくりくる…。物語全体の骨子が前半で暗喩されていたのかと思うと構成のうまさに舌を巻きました。

 

傷ついて倒れてしまったとき、その背中を押してくれるのが「先祖」って新しいですよね。でもとてもアメリカ的だと思いました。オバマ元大統領のスピーチなんか聞いてると、祖先が数々の偉業を成し遂げて今の我々がいるのだ的文脈がよく出てきていたような気がします。日本ではあんまり言わないような。移民の国って自分たちで国を作り上げたという意識が強いのかもしれません。モアナの舞台のモデルになっているポリネシア圏の国々も移民の国が多いですね(このへんあんまりちゃんと調べてないので、まったくもって見当違いかも…きちんと勉強したい。)

 

 

行きたい。

 

 

理屈は抜きにして、誇り高き先祖の血を引く少女という描写は超かっこよくて痺れました。村長の正統な後継者…かっこいい…

この冒険はモアナにとっては村長になるための試練だったんだなと思いました。本当に村長になる覚悟を決めるための通過儀礼という感じ。

あと、モアナは「村長の娘」であり「海に出たい女の子」でもあるのですが、これは彼女にとっては「やるべきこと」と「やりたいこと」であり、そのどちらも自分でありどちらも諦める必要はないという読み取り方もできるんじゃないかなと思いました。これは多くの若者、特に女の子の背中を押すメッセージだと思います。

 

無事にテ・フィティに心を返したモアナは村に帰り、遠い祖先がやっていたように再度村人みんなで海に出ます。終わりの瞬間の、モアナを引きで写してから凛々しく微笑むモアナの表情をアップにして最後にタイトルどーんで終わる演出!!かっこよすぎる〜〜!!

 

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タイトルどーん!!

 

 

▽声優のキャスティングが本当に最高

 

 

鑑賞後に知って唸ったんですけど、モアナ(オリジナル)の主要キャストは全員ポリネシア圏にルーツを持つ声優がキャスティングされています。ディズニー・スタジオの信念を感じる…!!長らく白人中心主義と批判され続けているディズニーですけど、モアナに関しては相当文化考証や時代考証をしたみたいで、意図してこのようなキャスティングにしたのはアツすぎるなと思いました。

 

この記事によくまとめられているよ!!

ciatr.jp

 

ヒロイン・モアナを演じたアウリィさんはハワイ出身の新人。大抜擢ですねえ〜

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ルックスがモアナに激似。抜擢したくなるのもわかるなあ〜

 

でもって、モアナは新人大抜擢だったのですが、マウイは大スターを起用しています。

 

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ロック様!!!(ピープル誌が選ぶ「最もセクシーな男」2016年度王者なんですって)

元プロレスラーで、193cmにムキムキマッチョの恵まれた体格、少しかすれた美声、精悍なお顔立ち。サモア人の祖父母を持つドウェイン・ジョンソン様です!彼はどうやらオーディションではなく指名で選ばれたみたいなんですが、もうほんとにかなりの当たり役!!マウイもマッチョで人類のヒーローというキャラクターなので、そのイメージで選ばれたんだろうなあ。基本的にアクション映画のひとだと思うので、ミュージカルまでできちゃうなんてほんとすごい…

ドウェイン・ジョンソン様もマウイのように左半身にサモアの伝統的なタトゥーをいれています。これらのタトゥーはファッションではなく神聖なものなので、彼が自身のルーツを大切に思っているのがわかるし、ディズニー・スタジオが彼をキャスティングしたかったのもわかるなあ…

 

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ドウェイン・ジョンソン氏、かなり頻繁にInstagramを更新していて、モアナの撮影裏話とかも載せてくれていておもしろい!

一番最初のモアナに関する投稿は、ディズニー・スタジオに呼ばれてマウイの声優を務める契約書にサインをしている写真でした。

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ベイマックスのフレッドとワサビのパネルを指差して、「あいつら、『Moana』で俺が歌うことを知ってうれしそうに飛び跳ねてるよ」と粋なコメント。お、おちゃめ〜〜〜!!!!!笑

 

レコーディング風景を実際のアニメーション映像と織り交ぜて作っている最高オブ最高な動画があるので本当に観てください。ドウェイン・ジョンソン様、めっちゃ楽しそうに歌っててすごくかわいい…!!圧倒的ときめき……

 

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あとインスタにモアナ役アウリィちゃんとの写真もたくさん載せていてめっちゃかわいい。ルーキーと大スターという関係性までほんとにモアナとマウイのそれなんだよなあ〜…

 

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アウリィちゃんのことをスーパーヒロインの誕生だ!とベタ褒めしたあと「あと、でかくて茶色くてはげててタトゥーの男が勝手に写り込んでるね」っていろんな投稿で書いてるの、おちゃめすぎて死ぬ…!!笑

 

 

とっても可愛いしフォトジェニックな二人組だなあ…。

 

製作チームはモトゥヌイという南太平洋の架空の島を作り上げるために5年もかけて南太平洋諸国を調査をしたといいます。すてきなメイキング映像がこちら!!

 

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モアナ役アウリィが「ハワイアンとしてこの作品に参加できたことを誇りに思う」、マウイ役ドウェイン・ジョンソンが「これは私の文化を世界中に伝えられる本当に素晴らしい機会だ」とコメントしているのがまじでアツい……。

 

ちなみに、日本語吹替キャストも負けていません。

 

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モアナ役は沖縄出身の新人、屋比久知奈さん。彼女も大抜擢ですね〜!豊かなワンレンの黒髪に健康的な肌色とこれまたルックス激似。個人的にはモアナの声とはちょっと違ったかな〜と思わなくはないけど(モアナの声は透明感よりパワフルさ重視にしてほしかったんだよね)、彼女がオーディションに現れたら選びたくなってしまう審査員の気持ちはわかる気がする。オリジナルキャストのアウリィも”南国出身のルーキー”だったしね…。

 

あとマウイ役はあの尾上松也さんなんですけど、これがねー、ほんとにもう「ずるい!!笑」ってかんじなの!!笑 なんかもうほんとに、尾上松也〜〜〜!!ってかんじなんですよ…一回でいいから聴いて欲しいw

 

 

 

 

 

 

 

自分が帝劇ミュージカル『エリザベート』でルキーニ役をやっていた尾上松也の姿を知っているというのもあるかもしれないんですけど、謎に歌が上手いのと、あのうさんくささ(褒めてる)がね、やたら似合ってたんですよね…。ドウェイン・ジョンソンの雰囲気とは結構違うんですがこれはこれで楽しいなあというかんじ。彼自身は「体格がよくて重量のある人が歌ってるイメージを意識した」とインタビューで答えていたので、役作りがんばったんだなあと思いました。

 

モアナを導くタラおばあちゃんが夏木マリさんなのは超納得ですよね!30代くらいの女性モデルが「憧れの女性」としてよく夏木マリさんの名前を挙げているし、そういう意味でタラおばあちゃんは本当にはまり役。若い女の子にはつらい経験がつきものだし、そういうときに年上の強い女性が寄り添ってくれることがどれだけ力になることか…!と常々思っているので、タラおばあちゃんというキャラクター自身がとても好きだし、それを夏木マリさんが演じるのは大正解だな思いました。

ちなみに、モアナを手がけた二人の監督は「自然と人間の調和」というテーマ性について宮崎駿監督に影響を受けているそうで、来日記者会見の際に夏木マリさんとの対面について「まさか、湯婆婆ご本人に会えるなんて光栄です。今回、私たちの作品に重要な役柄で参加していただき、とてもうれしい」などという爆エモコメントをしていらっしゃいます。いろんなことが繋がるねえ〜〜!!

 

cinema.pia.co.jp

 

あと、タマトア役のROLLYさん。タマトアはデビット・ボウイをモデルにして作られたキャラクターなんですが、ROLLYさんもデビット・ボウイと同じグラムロックというジャンルで派手派手なパフォーマンスをされてきたミュージシャンの方です。見た目が派手でびっくりしたけど、インタビューを読むと「本当にディズニーが好きで夢が叶った」「自分も昔は太っていてそのコンプレックスがあって今ギラギラの格好をしているのでほんとにタマトアと同じ」みたいなことを熱く語っていて、日本語吹替なら彼じゃないとダメだったんだなとしみじみ思わせてくれました。なんという当たり役…。

 

 

 

www.disney.co.jp

 

 

 

▽ディズニーファンを唸らせるセルフオマージュが最高

 

 

ディズニーをある程度好きなひとなら、見ている途中で「お…!これは…!?」と思うシーンがたくさん!

 

 

最初にも書いたのですが「王族の血を引く当主の正統な後継者」という主人公像がめちゃくちゃライオンキング。そして「ここではないどこかへ行きたい」のはラプンツェルやベルやアリエルと重なるところがあります。また、どんな動物にも姿を変えられるマウイはめちゃくちゃジーニーだし、特に彼の身体のタトゥーである「ミニ・マウイ」は姿形からしてもうジーニーに似てる!!マウイの別れのシーンで水があちこちに吹き出すさまは、アラジンとジーニーのお別れのシーンを彷彿とさせました。 似てるよね。タマトアが暗闇の中で光って顔がアップになるシーンは 『プリンセスと魔法のキス』のファシリエの”Friends on the other side”を思い出した!

 

私が初見で気づいたのはこれくらいでしたが、調べていたらいろいろ出てきました。ベイマックスの顔をしたカカモラ、マウイが変身中にスヴェンになること、逆にズートピアの中にモアナが登場していたりするらしいし、その手のトリビアがふんだんに組み込まれています。たぶん他にもいろいろ隠されているんじゃないでしょうか。ディズニーって本当に楽しいーー!!!

 

最後のタマトアのセリフがほんとにいいので、今から観る方はぜひエンドロールまで観てくださいね!!映画を観ている途中ずっと「えっこれあの映画のあのシーンのオマージュ…だよね?あれ?考えずぎ??」とか悶々としていたのですが、最後のタマトアのセリフで「やっぱり!!!!!笑」とすとんと思わせてくれました。個人的には吹替のほうが粋なセリフに聞こえたかな?字幕のほうはわかりやすかったけどね。観客を信頼してのセリフだと思うし、製作チームのディズニーブランドへの愛と矜持をひしひしと感じました…。これだからディズニーは最高なんだ!!

 

 

▽とにかく最高

 

 

書き終わらないのであとは箇条書きで書きます。

 

・海が本当にきれい

・ベビーモアナが可愛い

私的2大号泣シーン、1位はI am Moanaで先祖と会釈し合うシーンなんだけど、僅差で2位は島を出ようとするモアナにお母さんだけが気づいて、やばい!と思ったら無言で駆け寄って荷造りを手伝い始めてくれるシーンですかね…あれは本当に泣いた…4回観て4回とも泣いた…なんなんでしょう、若い女の子の味方になってくれる年上の女性キャラが好きなんですよね。そういう点で、モアナのお母さんもおばあちゃんもとても魅力的な女性だなあと思いました。あとこのシーンの直後、光り輝くエイが船を漕ぎ勧めてくれるところ、映像美と音楽とおばあちゃんのことが重なり合ってめちゃめちゃ泣いた。

・最後のシーンがWe know the wayのリプライズで終わるのかっこよすぎる!!!!!サークルオブライフってかんじだ…

・マウイのダンス、ニュージーランドマオリ族の踊り『カパハカ』にそっくり。ドウェイン・ジョンソンもこの踊りはサモアの伝統的な踊りと似ていると言っていました。神聖な踊りなんですよね。最後、テ・カァが炎の球をモアナに投げつけようとしたとき、ひるみもせずにマウイがこのダンスを踊り出す一瞬のシーンがありましたが、あれってもう自分は死ぬ覚悟を決めていたということなんですよね…。すごい、マウイ、一瞬も躊躇うことなく鬼気迫る表情で踊るなんて。あそこで「叫んで気をひく」とかではなくあの踊りをさせたの、震える…。本当にかっこいいシーンでした。

・女神様テ・フィティ、美しすぎる…草花が満ちていく映像美と、世界中に突き抜けるような壮大な音楽が本当に綺麗で何回観ても圧倒されてしまう…!あそこのサントラ ”Te Fiti Restored”、本当に好き…

・「ディズニープリンセスの体型は非現実的」と散々批判されてきましたが、モアナは結構現実的な体型の女の子でしたね。やはりそういうのを意識してなのかな。非白人だからかなと思わなくもなかったですけど、実際はどうなんでしょう。それにしてもモアナの運動神経のよさは本当に惚れ惚れする〜!

・ストーリーに「え??」って思うところがまじでない。

・モアナ役アウリィさんの出身地ハワイをはじめ、ニュージーランドサモア、フィジーなど、ポリネシア圏への観光客数が増えているらしいよ…!わかる、わたしもこの夏は絶対ポリネシア圏に行くって決めてるもん…!!

theroxyonsunset.com

・マウイのコスチュームを商品化して、批判があって取りやめになった件があったので、当事者たちはどう思ってるのかなと思って、サモア系の友達やニュージーランド人の友人に連絡してみたら、「モアナ大好き!あの映画を観て自分たちの文化を誇りに思った」って返事がきてじーんとした。まあ一般的にマジョリティ文化の人がマイノリティ文化を金儲けの道具に使うという行為は批判されるよねという話。あの映画自体はとてもリスペクトを感じるものだったかなと思います。わたしは個人的には「どこかの国から着想をうけているけどあくまで架空の世界」というディズニーナイズドされた世界観がとても好きなんですけど(だからベイマックスのサンフランソーキョーも大好き。でも友達には「アメリカ人から見た日本人のイメージって機械オタクとかその程度なのをしみじみ感じたわ」って言われて、うわ〜そう言われてみれば確かにそう〜って思ったことがある)、そういう意見があることは常に覚えておかないとですね…。

 

www.huffingtonpost.jp

 

 

 

話はつきないんですがとにかくいいたいのは「モアナ最高!!」ってこと!

ディズニーは本当に最高!!!!!!!!

みんなモアナ観よう!!!!!!!!!!

 

 

「さよならも愛の続きよ」…2NE1という伝説の4人の女の子たちの話

2NE1というK−POPアイドルが解散しました。4人組のガールズグループで、日本語でも歌を出していたので名前くらいは知っているひとも多いかも。それでも「あ〜なんかいたねそんなひとたち……」くらいのひとが多いと思います。彼女たちは日本であまり売れなかったから。タイミングや、売り方の問題もあっただろうし、正直日本デビューしたとき私もそんなに知らなかったのでそのことについてはあまり述べません。ただ、私はこのガールズグループのことがとても好きで、解散してしまうのが本当に悲しかった。なぜなら彼女たちは「徹底的に女の子の味方」であり、そのコンセプトで世界中で売れた、正真正銘の「ガールズグループの歴史を変えた4人」だったのです。

 

news.kstyle.com

これは、解散する前に、メンバーのひとりミンジが脱退したときのニュースタイトル。惜しみなく「ガールズグループの歴史を変えた4人」というタイトルをつけられる、唯一無二の女の子たちだったなあ……と、おもった。

 

女性歌手といえば、「君に会いたいよ〜♪」とか「こんなに好きなのになぜきみはあの子が好きなの〜♪」とか、そんな歌ばっかりだ。特に日本とか、アジアでは。レディー・ガガや、マドンナや、ビヨンセのような歌を歌う女性はなかなかいない。まだまだそういう国なのだろうし、普段はそれを意識したことすらなかったんだけど、ある日私はそんな歌じゃがまんできないときがきました。

失恋したのです。

とても好きなひとに元旦に振られるという大事件を起こした私は、世間はお正月モードで浮かれきっている中、思考がフリーズし、「泣くな〜〜〜!!!わたし〜〜〜!!!」と自分の顔を自分で叩いて励ましながら生活しなければならなくなりました。今思えばよくあるしょうもない話なのですが、当時のわたしとしては前代未聞の大事件で、あまりの悲しさに振られたあと3日間の記憶がありません。

なんとか自分を励ますために、「失恋ソング」とかで検索をかけまくっていたわたしは、ここで初めて2NE1の音楽ときちんと出会うことになります。

 

「HATE YOU……?なにこれ......」

 

www.youtube.com

 

タイトルから、どうせ「あなたのこと嫌いになりたいのに〜なれない〜どうして〜♪」みたいな歌かなと思っていた私は度肝を抜かれました。

 

♪ You are so 情けない マジであり得ない
 オマエなんかこの世にいらない
 ナ ナ ナ 情けない You are so 情けない
 だから触らないでよ、キモイから

 

すごい歌だーーーーー!!!!!!

いや正直、この日本語歌詞どないやねん!?とか、普通の状態で見たら歌詞くそやな!!とか思ってしまうと思うんですけど、当時の私は人生最大の大失恋をしたばかり。メチャクチャな失恋を経験したことのある方は共感してもらえるかもしれないんですが、そういうときって「それでもまだアナタが好きなの〜♪」とかいう歌、傷つくだけなんですよね……。いやそれでもまだ好きなところで状況はなに一つ変わらんし……みたいな。そういう心理状態の人間が相手に望むことはただ一つ、できるだけ苦しんで死ねということだけなのです。

だから、2NE1のこの歌、私の気持ちを代弁してくれている……!!と思って、めちゃくちゃ嬉しかった。かっこよくてファッショナブルな女の子たちが「アンタってほんと情けない、マジでありえない、キモイんだけど!!」と歌ってくれることが、当時の私の心をものすごく救済してくれた。もちろん当時の私は未練タラタラで、まだ好きでまだ会いたくてまだ連絡がほしかったんだけど、それがもう無理なこともなんとなくわかってはいて、そんな自分の甘ったれた気持ちを断ち切るように「触らないでよキモイから!!」と彼女たちが歌ってくれたので、「そ……そう、もう会いたくない!!!!!会いたくないぞ!!!!!!!!!!!」と奮起することができたのでした。

 

それからこれもめちゃくちゃ聴いたな……。

 

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彼氏と別れた女の子の歌なんだけど、歌詞がとにかく全部最高なんです!!

 

「ホントなら一発殴ってやりたい でも会いたくもない」

「私から出て行って最速で忘れよう 自由になっただけ」

「悲しいわけじゃなくてただムカつくの」

「やれることはした もう後悔しない」

「友達呼び出して派手な服に着替え 思いっきり笑って全部忘れちゃうし!」

 

最高〜〜〜!!!!!

失恋したのにこんなに強気な歌!!最高じゃないでしょうか!?そしてガチで失恋した女の子はこんくらいオラオラな気持ちになれないと立ち直れないのでは……と思うのです。そんな女の子の気持ちに寄り添ってくれる、そう、サイコーの女友達を得た気分!!

 

ちなみにこの「Go away」、長尺のドラマ版MVもめちゃくちゃサイコーです。自分を振ってきたダメンズ彼氏を、最終的に爆死させるというすごい内容。

 

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他の女性アイドルには絶対できんわ……。

 

これを入り口に2NE1を知ったのですが、他の曲もことごとく「強い女性」がテーマ。他の女性アイドルにはない「強い女性像」をめちゃくちゃスタイリッシュに表現したものばかりで、ファッションも音楽性も尖っていて、4人は個性的でチャーミングで仲が良く、見た目と裏腹に真面目な女の子たちで、日本ではあんまり売れなかったけど、世界中でヒットしていることを知りました。

私は日本の女性アイドルの多くが、男性に媚びることで売れたり、男性に順位付けられたりするのが、そういうビジネスなのだとしても好きになれなくて辟易していたので、そんな中、このコンセプトで打ち出して、そしてきちんと「売れた」ことが、彼女たちの凄さの証明だなと思いました。そして彼女たちが日本で売れなかったことは、ある意味「こういう女性像が支持されていないことの表れ」だなと思ったりもしました。もちろん売り方の下手さとか、上にも書いた日本語歌詞の下手さとか、他のK-POPアイドルとセット売りしようとしたのがそもそものミスとか、いろいろあるとは思うんですけどね……。

 

アルバムを借りて、他の曲も聴いて、SNSを見て。カムバックする!なんてニュースも出て。日本でツアーあるときは絶対行こう!と胸を高鳴らせていたのですが、私が好きになったあと、とうとう彼女たちのライブが行われることはありませんでした。

 

2016年4月。メンバーのひとり、グループの末っ子ミンジが脱退を表明。

私は「4人」の2NE1が好きだったのでとてもショックでした。ミンジはダンスの申し子で中心メンバーだし、何より2NE1の支柱であるCLととても仲良し。4人のバランスのよさが2NE1なのに……!!

 

そして11月、3人でカムバックすることはできず、解散が発表されました。

 

 

 

 

 

 

  

この「伝説は伝説として残る」という言葉がやけに胸に刺さった。そうだな、彼女たちは永遠の伝説になったんだよな……だけど、

 

 

 

何がだめだったんだろう。何がうまくいかなかったんだろう。ちょうど日本ではアイドルのパイオニアだったSMAPが終わりに向かって突き進んでいた。おんなじだ、とぼんやりと思った。どれだけ偉大なグループでも、決定的な何かがあったわけじゃなくても、終わってしまうときは終わってしまう。誰にも止めることができなくて、ただただみんなが悲しい。圧倒的な喪失感だった。

 

 

私が2NE1を好きになったときには彼女たちはすでに活動休止状態で、生で彼女たちの姿を見ることも、なんならライブとかグッズとかにお金を落とすこともできないままで、こんなんでファンと名乗っていいのか!?みたいな状態で、終わってしまった。歴史をクラッシュした偉大な女の子たちなのに、あまりにも寂しい幕引きだった。

 

あとにもさきにも、私が「この音楽に支えられた」と思ったことがあるのは、2NE1だけだ。

 

最後に2NE1は、ファンにお別れの歌を用意してくれた。

 

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今までのPVを組み込んだ白黒の映像、アコースティックなメロディー。すでに1,300万回以上再生されている。

PVの中にはミンジもいる。よかった、なかったことにされてなくて。2NE1は、終わるときには4人でと思ってくれた、のかも。

 

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※日本語訳はこちら

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メンバーそれぞれが言及してくれているのだけど、私に韓国語がわかればなあ……!

 

この歌、解散のことだけを言っているわけではない……!?と思って調べたら、やっぱり、元は3人で活動を再開する予定でいて、そのときにCLがミンジに宛てて書いた歌だったそうだ。それをファンへのメッセージにもとれるように作り直したのだと。

 

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とてもとても大変だったのだろう。

 

CL、ボム、ダラ、ミンジ、今まで本当にありがとう。歌手になってくれて、グループを結成してくれてありがとう。多国籍な背景をもって、世界中に飛び出してくれてありがとう。女の子が自分で自分の人生を切り開く姿を見せてくれてありがとう。唯一無二などころか、頂点に立ち続ける姿、本当に憧れだったし、何度も背中を押してもらえた。人生のとてもつらかった一瞬に寄り添ってくれてありがとう。あなたたちのことをみているとき、同時に希望そのものをみていたんだなと思う。どうか幸せでいてください、途方もなく遠いところに行ってしまっても、自分の人生を自分で選んで、そして、とびきり幸福に生きてください。

そして、いつかまた。

 

 

それが遠い遠い未来だとしても、きっとまたどこかで。

 

 

 

2NE1のお別れソングで、いちばん好きな「LOVE IS OUCH」という歌がある。これは恋の終わりを歌った歌なんだけど、歌詞がすごくよくて、彼女たちの解散を知った日はずっとこの曲を聴いていた。

 

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行こう 歩き出そう それぞれの明日の場所へ

さよならも愛の続きよ これからの二人のため

ありがとう 大好きだった 一緒にすごしたあの日々が

私たちを送り出してくれる 次の季節へ

 

 

「さよならも愛の続きよ」…きっとそうだよね、2NE1が解散しても、私は、4人のことを忘れないし、4人は伝説として語り継がれて、あなたたちのことを大好きだった記憶をあたためながら、明日からも生きていくんです。落ち込んだ日にはまた、あなたたちの音楽を聴いて、勇気をもらって。そして次の季節へ。

 

たくさんの光を見せてくれてありがとう。

 

 

 

 

『天使にラブ・ソングを〜シスター・アクト〜』を観て致死量くらい泣いた

博多座で『天使にラブ・ソングを〜シスター・アクト〜』を鑑賞してきたのですが、めちゃくちゃよくて、あまりの多幸感にその後2週間くらいぶちのめされて、サントラを聴いて舞台を思い出すだけで泣いていました。ときめきの記録です。

 

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まず、私は『天使にラブ・ソングを』の映画を観たことがなく、この舞台があることを知っても、「あ〜昔の映画でしょ……ハッピー系の古典ミュージカルでしょどうせ……あっでも蘭寿とむさんは凄い人ってヅカヲタのひとが言ってたし、1回くらい観にいくかな……」くらいに思っていました。そして1ヶ月ある公演日の最後のほうにのこのこと観に行ったわけです。

 

大間違いだった……

 

なんでこんな終わりかけに観に行ったんだ私のバカーーー!!!!!と自分をののしる帰り道。悔しすぎて本気で時を巻き戻したかったけど、一周まわって「いやでもこれ初演で観にいっちゃってたら絶対理性を失って30公演くらい観に行っちゃってた……命拾いしたわ……(?)」とか思っていた。それくらいめちゃくちゃよかったんですよ〜〜〜!!!!!

 

ということで、どれだけサイコーのミュージカルだったかを書きます。

 

まず!!なんと音楽を作ったのがアラン・メンケン*1!!!

もうこれだけでサイコーってわかるじゃないですか……??(???)

帰り道にこのミュージカルについてググりまくった私は、これがもともとはブロードウェイで作られたミュージカルで、アラン・メンケンが音楽をすべて作ったという事実を鑑賞後に知りました。もったいねーー!!いや、でもまっさらな状態で聴けて、あとから知って「ど、どおりで!!」って思えたの、めっちゃ贅沢な体験だったな〜。どおりで、めちゃくちゃ心をつかむわけだわ!!!アラン・メンケン様ありがとう……

 

さらに付随して、ヒロインの恋人エディ役を務められた石井一孝さんが、映画『アラジン』日本語吹き替えの歌唱パート声優さんなんです!!え、エモ〜〜〜!!!あなたのホール・ニュー・ワールド聴いて育ちましたって感じなんですけど!!!もちろんこれも鑑賞後に知りました。贅沢〜〜〜!!!

 

 石井さん、公演中たくさんTwitter更新してくれてて優しい……

 

 

そんなミュージカルなのですが、主演はWキャストで、森公美子さんと蘭寿とむさんのおふたり。ヅカヲタの友人から「蘭寿さんは音楽学校時代からずーっと主席でトップスターになったすごい人(意訳)」と聞いたので、一度くらいこの目で見てみたい!!と思い、蘭寿さんの回に行くことにしました。

 

もうね、あー!トップスターの人〜〜〜!!!ってかんじでした。

歌も踊りも演技も存在感も超華やか!!すごい!!どこにいても目立つ!!歌うまい!!仕草がきれい!!セクシー!!

この人があの伝説のトップスターさんか……素敵……とうっとり。

 

 

 

で、蘭寿さん自体もすごかったんですけど、歌がめちゃくちゃよくて、もう前半の終わりの方からずっと号泣してました。

 

最初に泣いたのが「Raise your voice」

歌が下手くそなシスターたちを、デロリス(ヒロイン)が指導していくシーンです。最初は乗り気じゃなかったシスターたちが、だんだん歌うことの楽しさにめざめていって、どんどんみんなでパート分けして歌って、最後には大合唱になるの!

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この歌なんだけど、劇中はまだみんな黒い地味なシスターの格好でやってるからなおよいの……あと個人的に最後の2:43のとこで腰かがめて踊りながらクレッシェンドしていく演出がサイコーだからこれはぜひ舞台で観てほしい……!

 

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ブロードウェイ版もめちゃくちゃよき……

 

その後も、デロリスがクラブで歌っていた歌をシスターたちが大合唱するシーンでまた泣く。

 

そして……!!「The Life I Never Led(私が生きてこなかった人生)」

これがまたすごくて……!

シーンは、デロリスが修道院を出ていかなければならないと仲間に告げたあと。シスター仲間の中でも一番若い「見習いシスター」のシスター・メアリー・ロバートが、デロリスに声をかけるのです。「私をつれていってください」と。

彼女は子供のときからずっと修道院の中にいて、外の世界のことを全然知らず、私はこのままここにいていいのかわからないのだと話すのです。

このシスター・メアリー・ロバートを演じる宮澤エマちゃんが圧巻で……!透明感のある甘くて澄んだ声がまさに役にぴったり。元首相のお孫さんということしか知らなかったけど、こんなに歌がうまかったとは……!!

 

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これさ〜…ディズニー好きのひとならわかってくれるかもしれないんだけど、ジェネリック『自由への扉(塔の上のラプンツェル)』ですよね……!?!?!外の世界を知らない若い女の子が自分の意思で自分の人生を選択する歌なんですよ……大好き……

 

 

 

このあと、デロリスが自分の夢を追うのか、シスターたちのところへ戻るのか悩むシーンがあるのですが、ここのデロリス独唱がほんともーよくてですね!!心情がめちゃめちゃ伝わってくる歌で号泣。

そのあと、カーティスに銃を向けられたデロリスをかばってシスターたちがデロリスを囲むシーンで号泣。そして鳳蘭さま演じる修道委員長が初めてデロリスのことを「彼女はこの修道院が始まって以来の真のシスターです!!」とかばうところで泣きすぎて嗚咽が漏れた。

 

最後はハッピーエンドなんですが、もうラストの「Spread the love around」ほんとにすごくて!!ハピネスが殴ってくる!!!!ってかんじ!!!圧倒的多幸感に包まれて、ただただ泣いていた。泣きすぎて前あんまり見えなかった。人って「楽しい」という理由でこんなに泣けるんだ……!!!と思った。

この歌は、シスターたちの歌をついにローマ法王が聴きにくるというシーンなのですが、「ローマ法王です!」とオハラ神父が紹介したとき、オーケストラの指揮者の先生がローマ法王の格好になって登場するんです……!!演出が粋すぎて、初見で観たとき鳥肌が立ちました。劇中ずっと「ローマ法王に見せる」「ローマ法王の前で歌うなんて緊張する」「あのローマ法王が……」と言われ続けていて、い、いったい誰が……!?と思い続けていたので、この演出には、や、やられた〜〜!!って思った。妙な説得力があって、「そうか演じるならこの人しかいないよな……!!」と思わせてくれて超ハッピーで死んだ。ハッピーで死ねるってほんとしあわせだ……!!

 

 

 

 

オケのメンバーも含めてカンパニーなんだと強く思わせてくれるミュージカルって本当にしあわせなんだな……これから観るミュージカルでもオーケストラのことが気になってしまうかも。それくらい本当にすきな演出!!

 

劇場を出た頃には致死量くらい泣いていて、私は普段どちらかというと後ろ向きな性格なんですが、「生きるって美しいな……」とか本気で思いながらフラフラと帰路についた。そしてグロッキー状態の私の頭にはただ一つのことしか頭になかった。それは「これモリクミさんバージョンも観なかったら一生後悔する」ということです。

とはいえ、のこり数日しかない公演日、モリクミさん出演日は全席完売、どうする、わたし……!?!?!?!

 

 

……。

 

 

…………。

 

 

 

 

会社を抜け出して当日券を買いました(人生初)。

理性を失ったおたくに怖いものなんてねえんだよ!!!!!!!!!!

 

そして手にした当日券……。一番いい席を買いました。

 

結果。

開演10秒で泣いた。

も、モリクミさんやばい、本当にやばい、歌がうますぎる、次元がちげえ〜〜〜!!!!!

最初の歌が「Take me to heaven(天国へ行かせて)」でなんですけど、本当に天まで突き抜けるような声……!!オペラ出身の本領発揮!!!!!!ってかんじで、すさまじすぎた……。どの歌もハチャメチャにうまかったんだけど、Raise your voiceが始まる前に少しアカペラで歌う場面があって、そこで拍手がおきたのはさすがすぎた。私はそのワンフレーズでもう泣きました。

 

 

蘭寿さんとモリクミさんで、デロリスの印象もだいぶ違って、これはダブルキャストの醍醐味だな〜!!って思った。

 

両方のバージョンを観れて本当によかった。諦めずにチケット買いに行ってよかった……!!!

 

モリクミさん千秋楽で、再演についても言及してくれたから、めちゃめちゃハッピーでした。絶対再演してほしい!!次は絶対何回も観ちゃうと思うけど……。

 

ちなみに、この秋にブロードウェイ版が来日するそうなので、それも超観たすぎる。会社燃やしてでも観にいくぜ🔥笑

 

東急シアターオーブ5周年記念公演 ブロードウェイ・ミュージカル 天使にラブ・ソングを…( シスター・アクト ) | ラインナップ | 東急シアターオーブ|TOKYU THEATRE Orb

 

あーほんとに大好きなミュージカルだったな!!

さいこう!!!

生きててよかった!!!生きるってすばらしい!!!!!

 

絶対再演してくれ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

*1:リトル・マーメイド、美女と野獣、アラジン、塔の上のラプンツェルなど、ディズニーの代表曲のほぼすべてを手掛けている伝説の作曲家。

「精悍な顔つきで構えた銃は他でもなく僕らの心に突きつけられてる」〜SMAPはどうなるんだろう、という話〜

(むかし別のブログに書いた内容の転載です)

 

 

SMAPの例の生放送の次の日、あるファンの方がつぶやいた「まだどろどろとかなしい」という言葉が、すべてを物語っているようでわたしはほんとうにかなしかった。

 

アイドルってなんなのだろう。

 

峯岸みなみちゃん丸坊主事件から、KAT-TUN田口くん脱退、そういったことが起こるたびにぼんやりと胸に浮かんでいた疑問はその日から私の頭の中をぐるぐるまわりはじめた。

 

SMAPはよく解散報道が出るグループで、それは彼らが個人個人で活躍しまくっているからだと思う。MC、俳優業、ラジオ、ファッションモデル、バラエティーなど、それそれが1人でも十分に活躍できるキャリアとフィールドを持っていた。でも、少しSMAPを知っている人なら空気感でわかることなんだけど、SMAPのメンバーが口にする「楽屋では全員口もきかない」「メンバーの連絡先知らない」という言葉を聞いて、「不仲!!」とかいうのはあまりにも短絡的だ。誰が見てもそうじゃないとわかるでしょう、というかんじ。子供の時からずっと一緒にいて、仕事場も一緒で、それで今でもベタベタしているほうが珍しい気もするし、仲いいんですか?と聞かれて、別に仲良くありません(笑)と答えることなんて、ネタであり照れ隠しである。ふつうの人ならわかる。

だからこそ彼らがたまに語るSMAPについての言葉はファンの胸を刺した。「俺は小学生のときからSMAPだから、SMAP以外の生き方を知らない。SMAPを辞めるときは芸能界を辞めるとき」と常々口にしていた香取くんや、「俺はどんなやつらが襲ってきてもSMAPを守れる」と言った中居くんの言葉は、生身の本人たちと直接話したことがない私たちにさえ、それはおそらく本心なのだと思わせるリアルさがあった。生き様や発言に出ていた。だからSMAPのファンはSMAPをすきなのだ。

だからこそ今回の報道が出た最初の方、ファンの方々は静観していたと思う。

 

今回のSMAP解散騒動がどんな背景で起こって、あの生謝罪みたいなやつはいったい何を伝えたかったのか、ネットの反応とマスコミの報道がかけはなれていたことなどについてはここでは語らない。はっきりしないことが多すぎるし、それについては古残のジャニーズファンの方たちがいろいろと資料や考察をまとめてくれている。読んでも混乱は増すばかりだけど。

 

私が今回はっきりと自覚してかなしかったのは、「生活者にとってアイドルはコンテンツにすぎない」という事実だったのだ。

 

芸能人は、人間だけど、実は「商品」だ。だから、マネジメントという言葉が存在する。

たとえばだけど、しくじり先生ホワイトベリーのボーカルの女の子が出たとき、「やりたい音楽じゃなかったから早く解散したかったけど、いざ解散してやりたい音楽をやってもさっぱり売れなかった」と言っていた。容貌や言動が激変したことでおなじみの鬼束ちひろさんは、「私はもともと派手なメイクや恰好が好きなのに、清楚なイメージで売り出された」と語ったことがある。歌手のyuiさんはいまは金髪ショートだけど、ドメジャーだったときはずっと暗い髪色で歌っていた。

まことに残念だけど世の中は、やりたいことと求められることが一致しないことがある。

ホワイトベリーは中学生でデビューしたから、本人の望む「本格バンド」とうたうより「中学生のキュートなガールズバンド」とうたうほうが確実に目立てたと思うし、実際その戦略は当たった。鬼束ちひろさんがいまのルックスで世の中に出ていたらあの『月光』の美しい世界観がここまで評価されたかわからない。童顔でかわいらしいルックスのyuiさんも最初から金髪だったらたぶんここまでファンはついていないと思う。

そういうことを判断してプロデュースするのが芸能事務所、ひいてはマネージャーの役割である。

 

つまりアイドルは、ありのままの姿ではなく「売れそうな言動をしている」ということだ。それは全然悪いことでもなんでもなく、当然のことだ。売れなくては商品価値がない。

 

私たちは彼らの人生を商品として消費している。

ライブをみるのは楽しい、テレビに出ていると観ちゃう、CMしている商品は買っちゃう。

エンターテイメントを消費するのは楽しい。娯楽があるから人生は楽しい。ある人にとってはアウトドアでったり、旅行であったりする娯楽というものが、ある人にとっては「アイドルを楽しむこと」なのだ。

 

アイドルを楽しむとはなんなのか?

いちばんの基本はステージである。歌って、時には踊って。顔のきれいな子たちが上手に歌って踊っている姿をみるのはたしかに楽しい。心がおどる。そのあたりの理屈はきちんと説明できない。でも、なんだか楽しい。

そしていまのアイドルはそれだけじゃなくなった。AKBを中心に、SNSやブログを通じて自分たちの日常のことを発信することはザラになった。いまここまでバラドルとして頂点を極めている指原さんも、もともとはブログがおもしろくて有名になった子だ。アイドルはそういった自分のセルフィーや、メンバーとごはんに行ったことや、ファンへの思いを毎日のように発信する。ステージに立っている以外の姿も簡単に見られるようになったのだ。

ジャニーズの子たちはSNSやブログをしないけど、その代わり毎月膨大なアイドル雑誌が出ている。そこでのインタビューをファンはむさぼるように読む。有料だがメルマガのようなものも配信されていると聞いたことがある。

 

よく考えたらこれらのことは全部消費行動なのだ。

プライベートを切り売りしてくれるアイドルたち。大好きな手の届かない人の人生を、私たちはお金を払うことで覗くことができる。

 

アイドルの熱愛がここまで話題になる理由は、「買いたいコンテンツではない」からなのではないだろうか。女性アイドルに処女性を求める云々の話はまた別に絶対にあるのだけど、恋愛禁止ではないジャニーズアイドルでさえ、熱愛報道には敏感だ。怒ったり泣いたりするファンもいる。そこまで騒がないけど、なんとなくやだなと思う程度の人ならごまんといると思う。去年は福山雅治さんや西島秀俊さんなど大物が次々と結婚してショックを受ける人が多かったけど、根本的には同じなのではないだろうか。別に自分と付き合ってほしいとか思っていたわけではなくて、なんとなく嫌なのだ。それは私たちが芸能人を消費している、つまりお金を払っている立場だからだ。だから我々ファンは一瞬にして思ってしまう、「私はお金を払ってまで、あなたが私の知らない誰かとイチャイチャしている姿を見たくありません」と。

 

ここの関係性が難しい。芸能人は消費される立場でありながら、生身の人間同士として比較すると、おそらくファンより何倍も金持ちで、いわゆる「勝ち組人生」だ。交友関係も仕事の規模も比べ物にならない。ファンはアイドルにお金を払う。だからアイドルは「ありがとうございます。あなたのおかげで食べていけます」という。でも、だからファンのほうがアイドルより偉いのかというと実際にはそうとは言えないと思う。そこのところを見せないことがアイドルマネジメントの真骨頂だ。ファンが見たがる部分だけを見せ続けられるか?女性アイドルが恋愛禁止である理由を「アイドルは夢を売る職業だから」という人が多いのにはこのへんに理由がある。

夢を売る。そうとしかいえない。この場合の夢は将来の夢とは違う意味で、理想とか、ユートピアとか、ファンタジーとか、そういった意味での「夢」だ。見たいものを見せてくれる、それがアイドル。

 

怖いのはそれの中の人が、実際にいま現実を生きている生身の人間であるということだ。

 

私たちにファンタジーを見せてくれていた人たちは、実際には私たちが実生活でぶち当たっているさまざまなことと向き合っている人で、具体的に言うと、「上司に逆らうとクビになる」とか、「会社の中に自分を育ててきてくれた大事な上司がいるけど、そのもっと上の立場の人がその人と仲が悪い」とか、「仕事ができる同僚が独立しようとしているけど、この業界は独立すると仕事がまわってこなくなる」とか、そういう、本当に、よくある話だ。

 

私たちにとっては商品である「アイドル」という概念は、本人たちにとっては「職業」であるということ。

 

職業選択の自由ということばがある。私たちは自由に職業を選ぶ権利がある。辞めたくなったら辞めてもいいし、逆に、不当に解雇されない権利も持っている。仕事とはそうあるべきだし、いまの日本の法律でそれは基本的に守られている。

だから私たちは、KAT-TUNの田口君がグループを脱退すると決めたとき、引きとめることができないのだ。そして田口君が辞めようと思った理由を永遠に語らないのもまた彼の自由なのだ。どうして?あんなにグループのことを、ファンのことを愛しているといったじゃないと泣き喚く声は、田口君には届かないし、届いたとしても、こたえる必要はない。

彼にとってアイドルとは「するもの」であり、「在るもの」ではないからである。

アイドルは「職業」だから、辞めることができる。それを私たちは、彼らが転職を宣言した時に初めて突きつけられたかのような顔をして泣き叫ぶのだ。

 

アイドルファンとはなんと矛盾を抱えた生き物なのだろうと思う。知らない姿を見たいし、でも知りたくないことは知りたくない。推しているアイドルが熱愛発覚したり結婚したりして、ファンを辞めると宣言する人を何人も見てきた。でも、田口君が脱退したときに私が思ったのは「彼らが自分の意志でステージを降りると宣言したら、応援したくてももう本当にできなくなってしまうんだな」ということ。それは私たちがファンを「降りる」のとは根本的に違う。

 

アイドル自らがアイドルで「在る」ことを辞めることができるなんて思ってもみなかった人たちのなんと多いことだろう。ジャニーズは、卒業システムのある女性アイドルと違って、半永久的にアイドルであり続けられるシステムを生み出した組織だから余計に。ファンはどろどろと誤魔化されてばかりだった。

 

そして、アイドルが半永久的にアイドルであり続けられるシステムを作り出した先駆者は他でもないSMAPなのである。

 

そのSMAPがアイドルでなくなるかもしれない?自分の意志でステージを降りるかもしれない?

このニュースが出たとき、背筋の凍る思いをしたのはスマ担さんたちだけじゃなかった。すべてのジャニヲタ、そしてアイドルと呼ばれるものを応援している人たちにとってこれはいてもたってもいられないようなニュースだったのだ。

 

でも本当に?

 

私はあの生謝罪のTVを見た後、あまりにもわけがわからなさすぎてTwitterをずっと追っかけていた。有名な話だがあの時間Twitterのサーバーはダウンして、しばらくTLが見られなかった。それくらいみんな誰かと「今のなんだったの???」という気持ちを共有したかったのだろう。

 

そしていろんな感想と憶測と考察とネタツイが飛び交って、1時間後にはもう、ジャニヲタ以外の人たちは別の話をし始めていた。

 

本当に怖かったのはそれだった。私は本当の意味で「アイドルはコンテンツに過ぎない」という事実を腹の底から理解したのだ。この退屈な日常に刺激的なネタを与えてくれてありがとう!声に出さなくてもわかる。殆どの人にとって、この出来事はスパイシーな暇つぶしのネタだったということ。

 

当の本人たちは現実に会社の権力や業界の圧力と戦っている生身の人間なのに。

 

でもそれが芸能人の需要の本質なのだろう。娯楽を生み出し、観客はそれに対価を払う。ちょろっとTVに出て、なんだかゾクゾクするような出来事を見せてくれて、すごい視聴率を叩き出せば、その広告枠は高く売れる。TV局はそうやってお金を稼いでいる。ほかのすべてのコンテンツ産業がそういう仕組みでお金を生み出している。「見たいものを見せる」のが、芸能という仕事だ。だから、人の不幸や、スキャンダラスなゴシップや、非日常の世界みたいな、私たちの窃視の欲望を満たしてくれるコンテンツを、芸能界はせっせと提供してくれる。

需要があるから、そこに供給が生まれる。資本主義社会の在るべき姿だ。

だから私は、「アイドルだって人間!思いやりのある応援をしないと許さない!」とか言うつもりは毛頭ない。正しいファンの在り方なんてくそくらえだ。どんな視点でコンテンツを消費しようが個人の自由だし、もうみんなSMAPがどうなるかなんて殆ど気にかけていないことも、どうとも思わない。

 

SMAPのこの騒動があって、ジャニーズ事務所が決してクリーンな職場ではないことを、夢見るジャニーズファンに見せつけたところで、ジャニーズ事務所は困らないのだろう。夢を買っている少女たちの忠誠心を、事務所は見抜いている。SMAPを解散させないために、CD不買運動が起きていたらまた違ったかもしれない。けど、現実には、少女たちはCDを買うという「正しい」方法で立ち向かった。

そしてそんなファンたちは何を見せつけられても言う。「解散しなくて本当によかった」と。

 

でも、大好きで大好きで大好きだからこそ、今回の騒動で新たな感情を持ち始めた層がいることを、事務所の人たちはどう思っているのだろう。

 

「ファンが『これからも応援したい』と思うただそれだけのことが、彼らの人生を縛り付けているの?」

 

アイドルという商品を見つめながら、実は彼らも生身の人間であることに一瞬でも思いを馳せたことのある層は、今回の一件で気付き始めている。そして一度芽生えた疑惑の種は育ってゆくし、これから何か起こるたびに私たちは毎回思い出すことになるのだろう。

 

一介のドルヲタとしてこれだけは言わせてほしい。「私たちが応援することで彼らは不幸になる」なんて、ファンに思わせた時点でアイドルマネジメントとしてはもうダメだったのだ。夢を売る職業者自らがファンを夢から目覚めさせるなんて、終わり以外の何物でもない。「彼らのこんな顔を見るくらいなら、応援しないべきかも」と思わせた時点で、「買いたくなる言動をとる」という業務を遂行できていない。

そこに需要はない。ファンは対価を支払わない。この心理、果たして無視できるだろうか?

 

 

ジャニヲタのとまどいは続くし、それでもきっと次のコンサートには行く、CDが出たら買う。

「好き」のエネルギーは本当に複雑でむずかしい。

 

「アイドルはやめらんない」けど、アイドルファンもそんなかんたんにやめられるものではないのだ。